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どうやら英雄が好きみたい。おすすめの本を選んで、ふと気づく。

本日から1週間、すいんぐまんは
「おすすめの〇〇は?【“本”編】」というテーマに沿って
それぞれの嗜好をオープンにしていきます。

本棚を人に見られるのって、結構恥ずかしかったりする。
その時の気分だったり、
自分に足りていないもの(多くは足りていないけれど)を本から学んだり、向上心から手に取ったもの。などなど。
引っ越しを繰り返し、そして断捨離によって捨ててしまった本達。
「なんで捨ててしまったのだろう?」と悔やまれるものもあれば、
「なぜ、これがあるの?」と思うものもある。

たとえば、
『スパルタ婚活塾』(著者:水野敬也)

水野敬也さんは『夢をかなえるゾウ』がめちゃくちゃ有名でドラマ化されたので、多くの人が知っているかと。でも、なぜ『スパルタ婚活塾』が生き残って私の手元にあるのだろうか??
(つっこみは各自心の中でお願いします)

タイトルはともかく、水野敬也さんの本はとにかく面白い。歯に衣着せぬ言葉がスッキリとテンポよくストレートに入ってくる。元気のないときに読みたい作家さんです。

さて、私のおすすめをいくつか紹介させていただきます。

■薦められてすすめたい作品

守人シリーズ (著者:上橋菜穂子)

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『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』『虚空の守り人』『神の守り人(上・下)』『蒼路の旅人』『天と地の守り人第1部~3部』

「絶対面白いから読んでみて!!」と従妹からの推しで
読み始めたシリーズ。

人と精霊が共存する世界を舞台に、主人公の女用心棒バルサと、精霊に卵を産み付けられた皇子チャグムの冒険の旅。壮大なファンタジーストーリー。

NHK大河ファンタジー(バルサ役:綾瀬はるか)で放送していた時は、「なんだか難しそうな物語だ・・」と思い、観ていなかったのが悔やまれます。

登場人物みんなが魅力的。各人それぞれの立場の正義を追求していて、正義とは人や立場の数だけあると気づかされる。人には使命があり、大切な人や世の中のために、できる人ができることをやる。その使命に芯をもって臨む姿が勇ましく惚れ惚れとする。

読み始めたら止まらない。1冊ずつ購入するのがもどかしく、まとめ買いして一気に読み進んでいただきたい作品です。
児童文学だけあって、自然と気持ちが前に向きます。

■王道!おすすめ作品

『竜馬がゆく全8巻』(著者:司馬遼太郎)

これは言わずと知れた名作。21歳の時、「まだ読んでないの??」
と同僚に勧められた全8巻。歴史上の人物は、「主役か脇役」「著者」によって人物の描かれ方が違うことが多々あるけれど、龍馬には一貫してブレがない。多くの方が抱く坂本龍馬のイメージは『竜馬がゆく』で造られたといっても過言ではないと思う。この本を読んで私は歴史に興味を持つようになった。

■長編小説だけではないおすすめ本

『ウドウロク』(著者:有働由美子)
有働アナウンサーの初の書き下ろし本。

・たかが一人の女の戯れ言に過ぎない。
・ウドウロクは、逆から読むと、クロウドウとなる。
・きっと男性が読んだら中年女が怖くなり、順風満帆に幸せになった女性が読めば、軽蔑するでしょう。そんな本です。
(『ウドウロク』より)

優秀で頭キレッキレでしょう!ねぇ、有働さん!!
そんな有働さんも現在に至るまで、苦労して、努力して、凹んで立ち直って、そして笑って。「あ~、わかる~」と共感したり、飾らない有働さんに親近感がわき、有働由美子さんがさらに好きになる1冊。
これは是非、働く女性、独身女性、女性に読んでいただきたい。

『家康、江戸を建てる』(著者:門井慶喜)

徳川260年の礎を築く姿を、治水工事、貨幣鋳造、飲料水の確保、
江戸城の石積み、天守の建設の5つの側面から描く。
(Wikipediaより)

家康の時代の話なのに、歴史物とも言えない。
家康の話ではなく、家康の命によって江戸を作り上げた職人の短編集。
利根川東遷は凄すぎるし、関東の地図を見ながら読んでいる人は多いはず。
今の「関東・東京」があるのは、家康と職人の壮大な都市計画があったからなんですね。

『総理にされた男』(著者:中山七里)

政治に関してはスブの素人だが首相に瓜二つ。
売れない役者・加納慎策がある日突然、首相の影武者とさせられてしまう物語。ドロドロの政治世界に、素人目線で問題を解決していく、ドキドキハラハラの政治もの。

私も加納慎策同様、政治には疎い、疎すぎる。この本を通して「政治」を覗くことができ、勉強になる。こんな首相がいたらいいなぁ~と。
こんな感想では本の良さは全く伝わらないけど。。。
そして、『月光のスティグマ』もセットで読んでいただきたい。
「あ~、なるほど。そうなるのね~」と、つい声に出してしまうかもしれない。

■今後チャレンジしていきたい本

それは、『水滸伝』
中国・梁山泊に集う108人の英雄が次々と敵を倒すというストーリー。
ハマれば面白いとおもうけれど、、
●漢字が多そう
●イメージがつきにくそう
●登場人物の名前が覚えられなさそう。

三重苦により難しくて途中でやめてしまうかもしれない。
でも近々チャレンジしてみよう!

(ちゃこ)

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