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絵本作家になるために 「出版社に持ち込み」 って実際、どうなの? 現役編集者のおすすめ方法


はじめまして、こんにちは。

早速ですが、この記事のタイトルに興味を持ってくださった方は

・絵本作家になりたい方
・「こんな絵本をつくりたいなあ」と素敵な企画を持っていらっしゃる方

が多いのではないでしょうか?

そのような方々から、以下のような質問を多くいただきます。

「どうすれば、絵本作家になれるんですか?」
「自分の絵本のアイデアを、どのようにすれば商業出版できますか?」

・・・

みなさま、道筋は立っていますか?

私は絵本の編集職を約10年しており、これまで50冊以上の絵本の出版に携わってきました。
現在は、出版社を卒業し、フリーの編集者をしております。
フリーになってからも、出版社・メーカーさんなどとご一緒に
絵本の編集に携わらせていただき、発売後2週間や1ヶ月で重版する作品も多く担当しています。
とてもとても、ありがたいことです。。。

そんなこんなで、フリー編集者になってから
絵本作家を目指す学生さんや社会人の方、子育て中の方などから
絵本の出版についてのご相談をいただくことも増えました。

ご相談をお聞きしていると、大きな熱量や夢はあるけれど
どうやったら自分の企画やダミーを、実際に出版へと結びつけられるのか?悩まれている方がたくさんいらっしゃる、ということを実感しました。


そこで、編集者の目線から、絵本作家になるための情報の発信ってあまりないなあと感じまして、リアルな経験・考えの共有が、どなたかの励みになったり、お役に立てることがあったりする事があれば…と願い、こちらに綴ってみることにしました。


* この記事はこんな方におすすめです

▶︎ 絵本作家を目指す方で、
 出版へどのように繋げていけばいいか、よくわからない方

▶︎ 絵本の持ち込みって実際効果あるの?
 他にはどんな方法があるの?と、知りたい方

▶︎ 書籍などの挿絵を担当してみたい方

絵本を出されたことがない方で、上記のようなお悩みをお持ちの方。
この記事で、一編集者がおすすめする方法をキャッチしていただけたら幸いです。芽が出てくるかもしれない企画やダミー。色々なタイミングが一致すれば、商業出版への可能性は大いにあると、私は思います。
ぜひあなたの作品を、世に出すために、一歩一歩進めてみてくださいね。

子どもたちの栄養となる絵本が、一冊でも多く生み出されますように。


             ▼  ▼  ▼


それでは、本題に入っていきましょう。

商業出版を目指すならば、一般的に考えつくこと

まずはこちらを考えていきます。例えば、代表的なことは以下の2つではないでしょうか。

1 | 出版社に企画を持ち込む・営業する
2 | 出版社などが開催する公募コンテストの入賞を狙う

・・・

いかがでしょう?
トライした方はいらっしゃいますか?

上記のこと、もちろん無駄ではありません。
可能性はあります。
ただ、私がおすすめしたい方法は、他にあります。


それは・・・

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