蒼の彼方のフォーリズム - BLUE HORIZON - #11
7
「はあ……」
練習後、着替え中は一時的に男子禁制化する部室の中で、わたしはため息を漏らした。
自己嫌悪。たしかにセンパイの段取りは色々と間違っていたけど、ホントどうしてあんなことをしちゃったんだろう……
「ふう……」
「晶也でしょ」
何度目かのため息のあと、みさき先輩がからかうようなトーンで耳元に囁いてきた。
これはちょっとめんどくさい予感。ううん予感という名の確信。
なんとか話を逸らそうと試みるも、何度も頭に「しかしまわりこまれてしまった!」のウインドウが浮