雨が降っても傘をささないのは

雨が降って全身びしょ濡れなのに、なぜ傘をささないのか。

なぜ、傘を手持ちの袋にさして帰ってくるのか。

傘をさすってそう言うことじゃないんだわ。

傘のさされた袋は破け、中の荷物が飛び出している。

今日は金曜かつもうすぐ学期末。

小学生の荷物は多い。

ランドセルに加えて習字道具にプールセット、お道具箱に大量のプリントに給食セットに上履き......

ん?上履きが1足しかない。

先週おろしたところだよね。

裂けた袋の底から飛び出したに違いない。
びしょ濡れの息子はとりあえず着替えさせてあたためて....
くそ、私が探しに行くか.....

と腹を括りかけていたところに

あれ?そういえば君はなぜ体操着で帰ってきたの??
と気がつく。

聞けば、習字の時間に墨を盛大にTシャツにこぼしたらしい。
え、先週は友達とふざけてTシャツ真っ黒にして帰ってきたよね??
墨は取れないよと言うと、
え!!そうなの?!と言って面食らってたよね??

そんでこれかい。

今回は本人もヤバイと思ったのか、学校で一度洗ってきたらしい。
おかげで前回よりは薄い(けれども広範囲)。

学校で配られている端末で、彼なりに落とし方を調べてきたようで。

ふむふむ、下に当て布をしてキッチンハイターに浸し、歯磨き粉をつけて、歯ブラシで擦るのね。

て、いやいや、この映像のシミ、米粒大じゃん。
うちのは世界地図よ。
けれども、お気に入りのTシャツ(彼にとっては全てがお気に入り)が盛大に汚れてしょぼんとしている子供を見ると、
やってみずにはいられなくなるのよね。

なんでだろうね。
甘やかしすぎなのよ。

まぁでもそれで支度をしていると、
壁からこっちをのぞいて

ありがと。

って言うからさ。
私はちょろいので、クソがー!!という思いは消えてしまう。
けどさ、いいのよ。
子供は自分の手に負えないことっていっぱいあるから、それを肩代わりしてやるのも親の役割と思うよ。

やっちまったけれど自分では対処しきれない事案に関して、最大限出来ることをやってきた。
墨は落ちないという前回の教訓を活かして、応急処置を施した。

彼も彼で成長してる。

Tシャツ2枚は悔しいが、勉強代ですね。

次回から書写の授業は黒Tで行きましょう。


さてさて、一通り染み抜きし終わった服(割と薄くなった!!ホワイトニング歯磨き粉すごい。けどまぁダメでしょう。)やプールセットやらを洗濯機に突っ込み、

息子と共に探しに行きましたよ。

上履きの片割れを。

同級生の家の前で落としていたらしく(前に横断バッグごとその家の前に置いてきたこともある)、
友達が届けに来てくれている途中でバッタリ!!

恥ずかしいやらホッとするやら。
ま、あって良かったね!!

あーつかれた!!!!

これ、やらない子はやらないだろうね、男の子でも女の子でも。

いいんだ、笑い話のネタは尽きないから!!

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