【ポケモンSV -コラム記事-】ランクマ対戦で悩んだ時は「守破離」をオススメしたい

年末で忙しい中で、ようやく少しずつ時間が出来てきたので、初心者~中級者向けの「コラム」と言いますか、そういったものを提唱したく今回の記事を執筆する運びになりました。

守破離しゅはりとは?】

前置きは飛ばして、本題へと入るのですが、みなさんは守破離しゅはりという概念をご存じでしょうか。

しゅ‐は‐り【守破離】

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

コトバンク - 守破離 https://kotobank.jp/word/%E5%AE%88%E7%A0%B4%E9%9B%A2-689006


まず、「守」というのは本来ならば「師匠の教え・型などを守る」という考え方で、ポケモンにおける具体例として「最終1桁の構築記事を真似する」・「強いとされる構築をレンタルする」などが考えられます。

ここは、初心者・中級者問わずに誰しもが通る道であり、いわゆる「基礎」になります。今回の記事の執筆段階では、この「守」という部分は新要素の「テラスタル」というスタートラインに経験値差が少ないという点で早めに執筆することの決定打でもありました。

次に今後予想されるであろう「破」というのは本来の意味としては「他流派の教えを学び、良いものを吸収していく期間」を指します。

ポケモンにおける具体例として、「最終1桁の構築記事を自分なりにアレンジする」・「有名な構築や並びの1体だけを好きなポケモンに変えてみる」などが考えられます。

「守」の段階では「基礎を学ぶ」と言いましたが、これは構築作りだけではなく、選出・立ち回り・勝ち筋などを学ぶ期間でもあり、「破」の段階では学んだことをそのままに、真似事から脱却して自分なりのエッセンスを少し加えていく期間だと考えられます。

最後に、「離」というのは「師匠から離れ、完全に独自のモノを作る」という段階ですが、先に進言しておくと、ポケモンにおいてこの段階に至るのは10年近くポケモンのレート対戦を行っている私でも難しく、この段階に至らず離れていくプレイヤーが圧倒的に多いと推測されます。

これのポケモンにおける具体例は言わずもがな、「1から自分で考え抜いた構築で最終1位を取る」・「世界大会や公式大会において上位入賞」というのが分かりやすいです。

ただ、極論を言えば、「ポケモン」における「離」は必須ではなく、「破」の段階で安定して成功している強者も存在していることは知っておくべきことで、例えばWCS2014世界王者であるセジュン選手の「パチリス」採用などはこの段階にもっとも近い具体例である。


この段階に至るまでには、かなり成熟したプレイヤーである必要性があり、「基礎→応用→発明者」というプロセスが分かりやすいですかね。このレベルだといわゆる「教科書に載るレベル」というか、世界規模のチャンピオンなどはこれに近いと言えます。

なので、新規プレイヤーはこの「守破離」の「離」をいきなり目指すのは、かなり難しい段階であるという再認識をして欲しかった。

というのも、例えば「ポケモンSV新規勢が世界最終1位を目指す」という目標ラインを持ったとして、突拍子がなく、荒唐無稽だと笑う気も無いのだけど、その目標を達成する前に心が折れてしまうことを懸念しているんですよね。

なので、最初は「基礎」を積んでいき、そこから「応用」に変化していき、そこで止まるプレイヤーが大勢いて私もその中の1人でしかないというか、達成しやすい目標を作るのが長く楽しむコツだと言いたいわけですね。

なので、立ち止まった時には、この「守破離」という考えを思い出して、一度振り返ることはモチベーションを保つのに最適で、勝てないという理由でランクマッチから離れてしまうのが悲しいのでコラムを書いてみました。

普段は別のアカウントで執筆しているので、そちらもぜひ。


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