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数年後、再び出雲へ

奈良へ通い始めたら、出雲を思い出すと「なんだか暗い」と感じるようになり、大和王朝だって奈良だ。
奈良で充分とそんな事を考えていた。

数年経って、身近な人が若くして亡くなり、いい所へ行ける様にと、出雲で頂いた御朱印の入っている御朱印帳を棺に入れた。

その御朱印帳が気になり出し、出雲はもう行かなくて良い所だと決めていたけれど、何だか出雲へ行かなくては!と云う気持ちになった。
出雲へ行った形跡を消した事に後悔した。

で、最初に行った場所へ行き御朱印を頂く旅をする事に。

前泊する為、その日は夕方でもう暗かった。
その日から初雪予報で「山道は気をつけてね」と言われた。

  翌日、無事に大社へお参りし、なんだか知らないけれど北島國造、そのお隣の山神社へ。
 山神社で出会った元禰宜さんの話がとても印象的で、古代史探索に磨きがかかった。

寒すぎて、時間も余りホテルのチェックインには早すぎて、何となく朝山神社と云う高台に有る神社へ行ってみた。
寒いのに高台へ、余計寒い。

とても出雲らしい雰囲気の神社。

 

中々、お目に掛かった事のない摂社末社の配置。

 色々な神様が祀られ、大国主命様も。

後にこの川が神戸川と知る

この景色を見渡せる丘に上った時は吹雪(積もる雪ではなかった)で、大社·稲佐の浜が見渡せるそうで、目を凝らしていたら、何と一瞬吹雪が止み日が刺して来た。
 なんと神秘性な気象現象にじーんと来た。

 勿体ないけれど、下りようとしたら又吹雪いてきた。
 神社ではこう云う経験ってしますよね。

 宿も前回と同じく須佐神社の「ゆかり館」に泊まりました。日帰り温泉浴場みたいですが、広くてお湯が良い。夕飯も美味しかった。

 

翌日、前回教えて頂いた須我神社の奥宮へ。
 須我神社へ行ったら、社務所も階段の上に上がっていて、宮司さん奥様も居ないらしくいまは氏子さん達が管理しているそうでした。
 【月日は百代の過客にして…】と云う事ですね。寂しいけれど。

誰も居なくて、とでも静か。

 御神体は、素戔嗚·稲田姫·その御子だったかな?
って言う事は一人っ子?
 なんて思っちゃったりして。

 雪がちらほら降ってきたので下山。

 滝に差し掛かった時、ご家族連れの方がいらっしゃり、ゆっくり参拝出来た事に感謝。

 前回から10年は経っていた。
正に月日は百代の過客にして…(なん度でも言う)

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