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旅するように織る
染めたり織ったり、草木の力を借りてものづくりをしています。
紡ぐ、染める、織る、それぞれに道具や場所が必要で、他のさまざまな手仕事と同じように工房というその場で根を生やした仕事になります。私も自宅をささやかな工房として、暮らしながらものづくりをしてきました。毎日の暮らしと地続きでつくることを目指してはきたのです。
一方で、季節や草木と出会いながらものづくりができたらいいなという想いも強くなりました。つくるための素材と出会うため、日常から離れ、放浪しながら草木をいただき、景色も旅の日々も織り込む。そんな布があってもいいのかな、と思うようになりました。
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2022年からご縁あって東吉野村の染織工房空蝉さんにお邪魔させていただき、吉野の山の恵みから糸や色をいただいています。
2023年夏の業務日誌からスタートです。
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