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自作曲 2023年 制作分

 2023年にDTMで制作した、自作曲をまとめました。使用DAWは「Cubase 13 Pro」、VST音源は「HALion Sonic SE(Steinberg)」「Orchestral Essentials 1・2(Project Sam)」「Synthesizer V Studio Pro(Sonicwire)」を使用しています。

 ボーカルは、以前はUSB接続で外部ミキサー「YAMAHA MG10XU」を認識していたので、マイクを繋いで自分で歌っていたのですが、Mac OSのアップデート後に「Cubase 13 Pro」上から認識することができなくなり(Mac OS上からは認識しており音も出ます、なぜCubaseだけ?)、AIボーカル音源「Synthesizer V Studio Pro」のRyo君に歌ってもらっています。AIが歌って、ここまで人間のように聞こえるようになるって、すごい時代になったものですよね。僕のように声がフラットすることもありませんし、下手な僕の歌声なんか必要なかったんや……と思うことしきりです。

結ばぬ花

 曲を作り始めたのは2018年11月20日なのですが、歌詞などを含めて完成したのは2023年10月10日でした。5年もかかっています。当初は弦楽四重奏曲として考えていましたが、最終的にはバイオリン2本、ビオラ1本、チェロ1本、コントラバス1本、あと謎の弦楽器たち、という混成編成になりました。

 初期の段階でとある方に聴いていただいたところ、絶賛のお言葉をいただき、非常に嬉しかったのを思い出します。

 歌詞は、男性の同性愛をテーマにしています。「結ばぬ花」とは、「実を結ばない花」のことで、愛し合っても夫婦にはなれなかったり、子を宿す(種子を「結ぶ」)ことのない様子を「花」として歌っています。

 とある方からは「これは不倫の歌だよね」と言われて、そのようにも取れるのか、と納得しました。丁寧に作った曲の一つです。

うちにかえろう

 1997年に、僕と相方が一緒に住むことを決意した日に作った歌です。

 原曲はシンセサイザー「YAMAHA SY99」で作っており、シンセサイザー自体を売り払った今、曲の音源はMDとMP3ファイルしか残っていません。そこで、原曲をできるだけ再現しつつ、2023年の音になるように仕上げました。

 曲も歌詞も、21歳の僕にしか書けなかったものだと思います。音楽はいつでも作れるように思えますが、その瞬間にしか作れない音楽がある、ということを日々痛感しています。歌詞の通り、相方には僕しかありませんでした。当時は無意識に書いたのでしょうが、その重みは49歳の今になってやっと実感しています。今さら遅すぎるのですが。

 それにしても絵が下手ですね。YouTubeに上げるにあたって「髪の毛くらい揺れるアニメーションにしないといけないかな?」と思って描き、挫折したものなので、仕方がないと言えば仕方がないのですが。

君となら

 2022年10月10日にSoundCloudで「炎の葬列」として発表した歌の、歌詞を書き換えて発表し直したものです。

 曲を作っている当初は「君となら」というタイトルだったのですが、いざ歌詞を書いてみると「炎の葬列」という暗い内容になってしまい、これじゃいかんと丸々歌詞を書き直しました。「炎の葬列」の歌詞がひたすら強い言葉を並べており、歌詞を書き直すにあたって、いちいち引っ張られて苦しみました。

 それにしても絵が下手ですね(二回目)。この絵に関しては弁解の余地がありません。iPadのAdobe Photoshopで絵を描いているのですが、iPad版Photoshopには直線ツールが無いのです。後にiPadの上に定規を置いてApple Pencilで直線を引く、という手法を編み出すのですが、この時点では見出しておらず、フリーハンドで線を引いているのでぐにゃぐにゃです。パースも狂っていますが、許してやってください。

ガラクタの歌

 とある友人に2023年に制作した歌を一通り聴いてもらって、「この歌が一番良いね」と言ってもらったのが、この「ガラクタの歌」です。もっとも、その友人は「結ばぬ花」を聴いて「歌詞が難しくて良く分からなかった」と言っていたので、どこまで喜んで良いのかが少し悩ましいところではあるのですが。

 それにしても絵が下手ですね(三回目)。輪郭線のない絵にしたかったようですが、奥行きのない絵になってしまいました。今ならもう少しマシに描けるのですが。

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