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ラッキーカラーは下着で

こんばんは、1970年代生まれ、都内一人暮らし、ゲイのしおたです。

前もってセクシャリティを明らかにしているのは、そのことだけで興味を持って下さる方がいらっしゃるかも、という目論見と、いざ書こうとした内容が恋愛とかセックスとかに関わることで「実は…」となるのもなんか嫌だな、という不安からでした。
実際のところ、noteに書いてみようかなと思うことで性的な要素が絡むことはほとんどなくて、これが所謂「普段はノンケ生活」なのかも、などと思ってもいます。

そんな中でも、ちょっとゲイっぽいと自分で思うことの一つとして、ボトムスやズボンではなく下着としてのパンツについて書きます。

元々占いが好きでした。小さい頃は12星座占いくらいしかなかった(というより、知らなかった)のですが、血液型占い、動物占いなどといくつもの占いが現れ、一時の流行で終わるものもあれば何となく定着したものもありますね。血液型については単なる医療的な個人情報で全くロマンティックではないという理由で興味を持てないのですが、12星座×血液型の48タイプをモビルスーツに例える「ガンダム占い」はすごく面白かった記憶があります。自分よりも周囲の人達が当てはまり過ぎていて。ちなみに私は確かグフでしたが、今でもあまり納得していません。

これは正確に言うと占いではないのかもしれませんが、昔お付き合いをしていた人の影響で風水や気学にも関心を持つようになりました。来月は二人とも西が吉方位だから一泊で京都行く?みたいなことを気軽にやっていました。
気学はあまり一般に開けていないというか、ユーザフレンドリィでないというか、風水の方がカジュアルでバラエティに富んでいて覗きやすい世界のように感じたこともあり、ちょいちょい風水に触れるようになってもう15年くらいでしょうか。

その中でラッキーカラーというのがやっぱりあるんですね。誰もが思い浮かべるであろう、西に黄色の小物を置いて金運アップ!みたいな、あれです(ネタ化され過ぎた例ですが)。例えばデイリィの星座占いで「今日のラッキーカラー」を見たとしても、それを知ってからその日の服のコーディネートを考えたりするのか?下着やハンカチ、小物、ネクタイの色選びの参考にするのか?あれを活用している人なんてどれだけいるんだろう?と疑問ですが、年単位で決まっていると実際に取り入れやすくないですか?しかも下着だと肌に直接触れるので色のパワーも吸収しやすい、なんて説を割と鵜呑みにしちゃっています。
さらに下着だと基本的には服自体のコーディネートに影響しないので何色でもOKなはず。腰パン(死語?)とかの丈の問題、ラインが浮き出ないようにとか、ルーズな下着だとスキニーは穿けないとか、考慮するのはそのくらい。

というわけで、その年のラッキーカラーのパンツを決めて、1年かけて穿き倒そう!と決めたのが2021年初頭。6枚選んでローテーションして、丁度良いくらいにくたびれてきたので年末に処分しました。ちなみに、それ以外のパンツを穿くこともありましたし、夜はちょっとリラックス感のある「夜用」を別に持っています。あと洗濯はネットに入れて!これだけで痛み具合が全然違いますね。

2022年も6枚を選びました。TOOTナイロンビキニの濃いめピンク、レモンイエロー、ピンク系のストライプ、パープルのコットンマイクロボクサー。GT-lineのレインボーカラービキニ。ノーブランド、ベージュベースのカモフラ柄ビキニは、買う前は意図しなかったのですがちょっと虎柄にも見えて、その偶然が面白かったですが、形が今イチ気に入っていないので、途中降板の可能性はあります。

誰もが身につけているパンツの話がどうしてゲイっぽいのか。そもそもヘテロ男性はパンツのことを全然考えていないように見えます。蒸れないとか動きやすいとか、せいぜいそのくらい?男は(女を)見る側、狩る側という意識なのでしょうか。自らが性的な視線を浴びる側に立つことを想像するのが難しいのかもしれません。
その点、ゲイはパンツ大好きな人が多いようです。かける時間とお金と情熱、また所持枚数もヘテロ男性とは比べ物にならないでしょう。ジム、サウナ、プール、銭湯、温泉と裸寄りのアクティビティが好まれることも関係がありそうですね。
この記事に載せる画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしたものですが、「パンツ」で検索したらほとんどが女性の下着姿で、しかもなかなかに際どいものも多くて、女性の皆様お察しします…といった感じでした。あれほどまでに多くの熱い視線が女性の下着には向けられているのに、下着姿の男性画像はなかなかなくて、探すのに苦労しました。

一日のほとんど、つまり人生のほとんどの時間は下着を身につけて過ごすのですから、もしあまり気にしていない人がいれば、もう少し気を使ってみるともっとずっと快適に暮らせると思いますし、そのためには「見られる」ことをちょっとだけ意識してみるのもいいかもしれません。下着は「見えないお洒落」ではないのですから。

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