見出し画像

内戦下のミャンマーにいってきました

10月下旬以降、内戦が激化しているミャンマー。
そんな中、11月上旬に所用があってヤンゴンにいってきました。

赤い地域、黄色い地域は危険

ミャンマーに行けるの?

合法的に渡航可能です。(外務省からの渡航禁止は出ていません)
現地で日本大使館もやっていますし、日本企業が進出していたり、日本人もいるそうです。

軍事政権ではあるものの、国交を断絶したわけではありません。日本にあるミャンマー大使館からビザさえ取れれば、誰でも行けます。

しかし、あえて内戦中の国に観光に行く人は少ないですよね。というわけで、外国人観光客はとっっっても少ないです。
空港の出国ロビーに至ってはガラガラでした。
(余談ですが、帰りのタイまでではW杯予選に出場するミャンマー選手団と同じ便でした。選手団は大阪に行った模様)

ガラガラすぎてちょっと暗い免税店(出国ロビー)
お客さんゼロの免税店(出国ロビー)

内戦ってどうなの?

首都は安全(内戦がないという意味で)。地方は(安全な地域は限られており)危なめでした。特に国境沿い。
地方では政府軍による空爆があるらしいですが、ヤンゴンは安全です。「本当に内戦してるの?」と思うくらい、のんびりした空気でした。

休日はお寺でのんびりする地元のひとたち

ただし、治安は悪化

私は治安の悪さを目の当たりにすることはなかったのですが(物乞いがちょっといるくらい)、陽が落ちてから歩くのは絶対に絶対にNGらしいです。かつては夜23時までお店がやっていたらしいですが、今は19時に全てクローズします。
夜に歩いたら、軍に職質されてお金取られることもあるらしい…。

滅多にないけど、反政府活動がたまにはあるらしく、政府関係の建物があるビルにはバリケードが設置されています。

私は現地人と乗ったので問題ありませんでしたが、日中でも街中のタクシー利用は控えた方が良さげでした(メーターがない)。

コロナ以降外国人観光客が激減しているので、日本人が街中を歩いているだけで目立ちます。
スリとか痴漢とか観光地のよくある犯罪を防ぐというより、もっと根本的な身の危険を防ぐ必要がある印象です。
特別な用事があったり、車をチャーターできたり、現地の人と行動を共にできない限り、旅慣れてない方の一人旅はおすすめできません。

ちなみに、実は結婚式でも詐欺?泥棒?が発生したとか……現地人ですら騙されるって……

ヤンゴンの市街地

経済状況もたぶんよくない。

エネルギーが不足していました。ヤンゴン市内では毎日5時間の計画停電があります。ホテルやショッピングモールなどの大きな施設は太陽光パネルがあるので大丈夫ですが、切り替えのタイミングで数分間だけ停電します。
ガソリンも不足しており、ガソリンスタンドのオープン待ちで大行列はザラ。私がみたガソリンスタンドでは、4時間前の時点で30台くらい並んでました。平均8時間くらいかかるとか?
ミャンマーのEVディーラーの方と話したのですが、こんな状況だからEVが売れてるらしいです。特に中国製EVが安く、中国となら貿易制限ないので売れ筋とか。

曲がった先にあるガソリンスタンドに並ぶ車たち

日本製品がめちゃくちゃある

KIRINのミャンマー撤退が話題でしたが、意外と日本企業は引き上げてません。資生堂にFUJIFILMにPanasonicに一風堂に…沢山売られていました。
KIRINが作ってたミャンマービールはめちゃくちゃ美味しいけど、軍の資金になるからの模様。ちなみに、市民は(KIRIN撤退後の同じビールを)ボイコットしているそうです。

ボイコットされているミャンマービール(プレミアムと書いてあるのがキリン時代に製造されたもの)



ミャンマーに限らず東南アジアでは、日本製品はブランドイメージがとってもいいらしいです。その結果、日本の会社ではないのに日本語がプリントされた商品がたくさんありました😂😂

日本製でも日本企業の製品でもないのに日本語が書いてある商品たち

観光はどうだった?

衛生面

水道水が危ないと聞いたので、歯磨きの際はミネラルウォーターを使うなど細心の注意を払った結果、特に問題ありませんでした!
水道水が危険は市民の共通認識のようで、レストランの氷や、共有の水飲み場も飲用の水でした。

ただ、コップが共有なのは、日本人的には受け入れられない習慣ですね…


ちなみに街中も割と衛生的な印象です。なんとなく、仏教国は綺麗なイメージ✨

気候

11月は30℃くらい。暑くはあるのですが、東京の酷暑に慣れた身からすると余裕でした。
沖縄ほど紫外線も強くないし。
乾季だったので、蚊などの虫も超少なかったです。 


ちなみに、電力が不安定だからか(?)東南アジアあるあるの「室内は冷房ガンガンで寒い現象」は多少マシでした。

コミュニケーション

お店や観光地では絶対に英語が通じます。学校で集中的に習うらしく若者はペラペラ。未就学児+中年以上は話せない模様です。

ミャンマー人はとっても優しくてフレンドリーです。あと、写真にガチ。

ご飯

美味しいです。少数民族のシャン族の料理が有名で、マイルド&ヘルシーな日本人好みのお味。

中国系ミャンマー人が多いので、中華料理もあります。スパイスが多かったり、東南アジアにローカライズされているお味でした。

ちなみに、辛いものが多め。現地の人が言う「辛くないよ」は大体辛い法則。辛いのスタンダードが違いすぎる。。
仮に唐辛子が入ってなくても、他のスパイスで辛くなってることが多々あります。

辛さなしで注文したはずのスープ、、、普通に辛かった
伝統的なスイーツは甘めなのでちょうどいい?

個人的にはミャンマーミルクティーが美味しかったです。ほぼほぼタイミルクティーでした(一応違いはあるっぽい)。

行ってよかったお店を記録していきますね!

①Happy Cafe & Noodles

ヤンゴン大学、インヤー湖の近くにあるシャン料理のレストラン。
朝早くからやっているので、朝ごはんにぴったりでした。

飲んだのはアボカトジュース
焼きバナナがおいしかった

②White Swan Myanmar Tea House

インヤー湖畔にあって、とにかくかわいい!女の子向きの空間です。
洋食もミャンマー料理もありました。
お値段はちょっとお高めですが、その分サービスは高級ホテルみたいです。


景色
揚げ物
ミャンマー風ビリヤニ


ピザ(現地の人も初めて見たって言ってた)

③999 Shan Noodle House

ローカルの人が使う!ダウンタウンの中にある、シャン族のお店です。
最初は衛生面に恐る恐るでしたが、水はボトルウォーター出てきたり、全く問題ないくらいの清潔感でした。


ねばっこいお米が人気

④一風堂

まさかまさかのミャンマーで出会うとは。店内装飾は日本のまんまでした。
店員さんの掛け声も日本語だったので、新鮮な気持ち。

大好きなもやしとルイボスティーはありませんでした。


日本にしか見えない

ホテル

良いホテルに安く泊まれます!!うまくいけば1泊1万円くらいで5つ星に泊まれるんじゃないでしょうか。
私はPan Pacific Yangonに泊まりましたが、大正解でした🙆‍♀️ジャンクションシティという新しくて大きいショッピングモールが併設されていて(中に一風堂あり)、一人でも安全にショッピングしたりご飯食べたりと過ごすことが出来る環境でした。




喜ばれる日本のお土産

①キットカット抹茶味→日本では300円くらいの10個入りパックが、ヤンゴンでは1400円!抹茶に限らず日本のフレーバーのキットカットは喜ばれます。
日本語がプリントされた似非お菓子がたくさんあったので、キットカット以外にも日本語が書いてあるお菓子なら喜ばれる可能性はありそうです。


②uniのペン→これを使ってる人はお金持ちのイメージあるらしいです。とりあえず日本のペンは人気だし、現地では日本の2倍の価格でした。
ちなみにフリクションを配ったのですが、そもそも知られてないので、あまり喜ばれませんでした…

③メリーズの紙おむつ
メリーズの紙おむつが現地で超人気らしく、なんと4500円!子育て中の方には喜ばれると思います。
ちなみに、セールされていたマミーポコパンツは1300円でした・・・何が違うんだ・・・・。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?