イマの日本の熱狂を目撃する。｜SUMMER SONIC '23
今年はいろんな意味でアツかったサマソニ。気温もアツい、ラインナップもアツい、議論をかもした話題もあってネット上でもアツかった。個人的に感じたのは、やっぱり日本がイマなににアツくなっているか、それを真っ只中で体験できるのがサマソニだなということ。そんな今年のサマソニも振り返っておこうと思います。
サマソニに行ったのは去年が初めてで、今年が2回目。今年はサマソニ1日目のみの参加でした。わたしが1日目を選んだのは、BLURでもJACOB COLLIERでもなく、New JeansとYOASOBIが目当てでした。今年の夏はどのプレイリストでもNew Jeansが入っていて街中やSNSでもいつも流れていたし、YOASOBIにいたっては「アイドル」のヒットでこれまた聴かない日がないのではというくらい耳にしていたのではないかなと思う。個人的にYOASOBIのアリーナライブのYouTube映像とか見ていて、動く床、バキバキのレーザー、回転するSTAGE、こんな演出するライブ一度見てみたいなあと思っていたところだったし、とにかく今年の夏のエンターテイメントの渦中は、自分の中でNew JeansとYOASOBIが色濃い印象で、だからサマソニで同日ラインナップで見れるのをめちゃくちゃ楽しみにしてました。
ただもう、入場から暑かった。。。気温が高いのはもちろん太陽の照りもやばくて、実はサマソニで日焼けした跡が冬になった今でも戻ってないです。笑 今年は先に行ったつくばロックやフジロックで人よりは暑さへの耐性がついてた（と思う）ので、なんとか持ち堪えれたような気がするけれど、暑すぎて水分はお酒なんかより断然水だし、ご飯もいわゆるフェス飯なんか喉を通らないので冷やし茶漬けをすすっていた。あとはIQOSのブースがめちゃくちゃクーラーガンガンにしてくれてて、それが命を救ってくれてたと思う。
1日目のMARINE STAGE、SUMMIT ALL STARSで登場したPUNPEEはパフォーマンスの間ずっと冷えピタ貼ってたし、アーティストも命懸けでライブをしてくれてたとひしひし思います。
あと去年も友だちとシェアしたパピコ。今年もゲットしたけど買って袋を開けたそばから溶け出すもんだから、2本目を食べようとした時にはもうほとんどジュースみたいになっててベッタベタでした。
今年はバスに乗ってみました
言わずもがなという感じですが記録として貼っておきますエリアマップ。今年は去年と違ったところでいうと、PACIFIC STAGEが端っこになってアーリーノイズなアーティストがパフォーマンスするのはSpotify RADARという名前になってた（去年はJ-CULTURE STAGEだった）ところかな。あとはビーチエリアが最高だったのですが、それはのちほど。今年は会場巡回してるシャトルバスにも乗ってみたんだけど、かなり並んでてもどんどんバス来るので少し待ったらすぐ乗れたし、結構快適でした。ZOZO MARINE STADIUMとMAKUHARI MESSEの間、近いのに移動がめっちゃ遠いので、そもそもあんまり往復はしないんだけど今年は暑かったし、バス移動は正解だったと思います。（結局今年もMAKUHARI→ZOZO→MAKUHARIで終わりましたw）
ちょっと注目のところでいうと、今年はマリオット・インターナショナルの旅行プログラム「Marriott Bonvoy」がサマソニのメインスポンサーに就任して、Aloftがブース出店し、Marriott Bonvoyのカードを持っている人にウェルカムドリンクを提供していたのが良かったです。写真撮り忘れてしまったけど、めちゃくちゃビジュアルがよくてトロピカルな夏を感じるおいしいカクテルが4種あって、しかもノンアルコールもあったのが良かった。あとから調べたんだけど、マリオットは「音を通じて旅の力を体感する」をテーマに今年の夏日本のホテルで様々な音楽イベントを開催などしていたそうで、コロナが明けた今年、音楽と旅という開放感あふれる二つを結びつけてプロモーションするのはとてもいいなと思いました。なんかこういうの体験すると、憧れのMarriott Bonvoyのカード欲しくなっちゃいますよね・・
熱狂の渦を感じるラインナップ
冒頭でも書きましたが、わたしの今年の目当てはNew JeansとYOASOBIでした。他にもたくさんみたいアーティストがいたし、もちろん星野源もBLURもうずうずしてましたが、日本で、イマ見るならこの2組だなと思ってました。New Jeansは特に今でも大人気ではあるものの、肌感サマソニのあの周辺時期がめちゃくちゃ人気の絶頂だったと思う。イマ熱狂の中で見ないともう見れないかも、とか、あの時の熱量の中でのパフォーマンスを感じられないかも、と思うと、やっぱり音楽もメインシーンのものはそのシーンのうちに見ておくのが最高なのではないかと思います。
ということで、わたしは1日目は正午のNew Jeansに始まり、夜のYOASOBIに終わった形でした。他にもちょいちょい見たけれど、今年のコーチェラのテーマソングでリピしてたWET LEGがよかったです。SUNSET ROLLER COASTERがとても見たかったのに見れなかったのは残念でした。
かなり前の方で目撃できたNew Jeans。かろうじて彼女たちの実体も見れました。会場の熱狂はやばくて、あんなに豆粒みたいなのに彼女たちの可愛さの破壊力は宇宙で、なんかもうすごいよかったです（語彙力）。途中MV流れてるだけでも、ファンみんなでパブリックビューイングみたいなもんだから、もうなんでも最高です。わたし自身普段はこういった韓国アイドル系の音楽ってほぼ聴かないんだけど、サマソニまでヘビロテしてたあの曲この曲全部やってくれて、それがよくて。まだ楽曲数も少なくてかわいくて音楽自体もめちゃくちゃいいっていうのが入り込みやすかったんですよね。あれからめっきり聴くタイミングが減ってしまったけれど、やっぱり聴くとあの熱狂の渦を思い出します。
YOASOBIも予想通り最高でした。サマソニのMOUNTAIN STAGEとはいえ、彼女たちからしたら小さい方のステージだったと思うけど、バッキバキにレーザー飛ばしてくれて、ステージは動くしスクリーンになって全面プロジェクター投影という形で、YOASOBIエンターテイメントをやってくれてました。結構真ん中の方で見てたんだけど、会場はパンパンで後からきた人は入れなかったりもしたみたいでした。最後にパフォーマンスしてくれたアイドルは、会場もぽかぽかにあたたまった状態で、火も吹くしコールも煽るし、レーザーはもちろんバッチバチで、めちゃくちゃよかった。これが日本のイマの、世界も熱狂する、音楽エンターテイメントなんだなと体いっぱいに浴びることができて大満足でした。
やっぱり今年もビーチは最高だった
今年、去年よりさらに良かったなあと思ったのは、ビーチがさらにビーチ然としてて最高だったというところ！去年にはなかったサウナソニックとシーシャブースができてて、ビーチはさらにチルな気持ちになれるエリアになっていました。サウナソニックは、サウナの聖地といわれるサウナしきじの娘として活躍されてる笹野さんのプロデュース、シーシャは恵比寿で有名なCafe＆Shisha BAR「Yellow」が出店ということで、サマソニはやっぱり今人々が何に熱中しているかをいつもウォッチしててすごいなあと思いました。わたしの大好きなクリエイティブチーム、& Supplyさんのビーチカルチャーが存分に感じられるグラフィックも健在で、さらに砂浜にはYOSHIROTTENさんのアートが並んでいた。
YOSHIROTTENさんは自身のSUN Projectでサマソニを彩ってくれていて、めちゃくちゃ素敵なムードでした。SUN ProjectはYOSHIROTTENさんが去年発表したアートプロジェクトで、コロナ禍行動を規制されていた状況を創作に転換し1日1枚、365日、毎日「銀色の太陽」をイメージして描き続けたアートを発表したもの。タイトルには1月1日から12月31日までの日付が冠されているそう。2023年の春にプロジェクトをローンチして国立競技場での初お披露目の展示を皮切りにその後さまざまな場所で展示をされています。
サマソニでは既存アートの他、なんとドローンによるインスタレーションも！夜空に突如浮かんだドローンの集団が、銀色の太陽を作り上げ、それが夜空にとっぷりと浮かぶ様子はとても幻想的でした。ドローンが一瞬「SUN」という文字を生み出した頃、BEACH STAGEでは、今年のBEACH STAGEをプロデュースした星野源がパフォーマンスを行っていて、「え！もしかして星野源のSUNにも絡めてる？！」と思わずにはいられず・・・・笑 わたしは見に行かなかったんだけどSTAGEで見てた人はドローンの文字も見えただろうから熱狂しただろうな。にくいぜ・・・・サマソニ・・・・。
SUN Projectの特設サイトはこちら。
https://sunproject.ydst.io/
いろんな意味でアツかった2023
何度も言うけど今年のサマソニは本当にアツかった。ライブ以外で記憶に残ってるのはやっぱりこのニュースでしょう。スタジアムの芝生を保護する観点から水以外の飲み物と塩飴などが入り口で回収されてしまい、脱水症状で倒れてたしまったお客さんが大勢いて、すぐさまニュースになっていました。
ZOZO MARINE STUDIUM の正午0時、そう、わたしがNew Jeansの渦中にいたときです。あの時の光景はすごかったなあ。ライブ中ももちろん人の多さがやばかったけど、終わったあとは全然スタジアムから出られず次のアーティストが始まってしまうくらいの人、人、人。途中で倒れてた人もちらほらいたし、終わってからも歩けずその辺で座り込む人多発。「タンカ通りまーす！開けてくださーい！！」という怒りと泣きがどちゃになってそうな救護班のみなさんの叫び声。救護班に抱えられて医務室に行ってる人もいて、医務室の前はもう具合の悪そうな人たちでいっぱい。。
New Jeans最前を確保すべく前日夜から外で寝ずに待機していたファンのみなさまも多かったそうで、それは体調よくなくなっちゃうよね…という気持ちはありつつも、やっぱり対策として持ってたポカリやら塩飴の回収はやりすぎだった気もします。
もう夏フェスは危険。。そう思わざるを得なかった。フジのような自然の中ならまだしも都市型野外は熱の逃げ場がないので、本当に危険。結局スタジアム側も今後は規制を緩くすることを発表したけど、人命を失うなどまでにはならなかったのが不幸中の幸いですよね。来年も夏フェス前には体調を整えて、脱水症状、熱中症にはしっかり気をつけようと心に誓いました。
最後に
なんやかんやありつつも、今年も音楽とアートのホットなカルチャーを目の当たりにできて最高でしたサマソニ！
去年はじめてきた時に、帰り側「SEE YOU NEXT YEAR！」と掲げてくれたサマソニに、めちゃくちゃ感動したのを今でも覚えてます。まだライブも声出しも完全に解放されきってない世の中で都市型フェスをしてくれて、どうなるかわからない世の中で「また来年も！」と伝えてくれることがどんなにわたしを勇気つけてくれただろう。本当に尊かった。だからまた来たいなとなったし、今年もサマソニを目撃できたこと、わたしにとってとても大切なことでした。
きっとまた来年も！サマソニは夏ど真ん中にやってこそのサマソニ感もあるので、熱中症対策はがんばってほしいです！
SUMMER SONIC(東京) 概要
開催日時：2023年8月19日（土）・20日（日）
会場：ZOZOマリンスタジアム＆幕張メッセ
料金：（一般）2DAYS 34,000円（税込）1DAY 18,500円（税込）プラチナチケット 32,000円（税込
出演：
8月19日
ジェイデン / NewJeans / PALE WAVES / [Alexandros] / TWO DOOR CINEMA CLUB / SEKAI NO OWARI / FALL OUT BOY / Blur / ペトロールズ / ウミ / カミーロ / アリ・シャヒード・ムハマド / 星野源 / ジェイコブ・コリアー / MAZZEL（オープニングアクト） / SKY-HI / BE:FIRST / 張惠妹 aMEI / ENHYPEN / GABRIELS / HONNE / ナイル・ホーラン / YOASOBI / MELT4 / Reol / Kroi / SHYGIRL / Nulbarich / ホリー・ハンバーストーン / Cornelius / WET LEG / サンダーキャット / Apes（オープニングアクト）/ とた（オープニングアクト）/ amazarashi / ツユ / 落日飛車 Sunset Rollercoaster / PassCode / The BONEZ / The Lounge Society / 宇宙人 Cosmos People / 東京スカパラダイスオーケストラ / redmarker / Khaki / chilldspot / Bialystocks / DURDN / yonawo x 鈴木真海子 x Skaai / Daichi Yamamoto / 春ねむり
8月20日
ジャニーズWEST / マカロニえんぴつ / TREASURE / sumika / THE KID LAROI / SOL / リアム・ギャラガー / ケンドリック・ラマー / Furui Riho（オープニングアクト）/ Ink Waruntorn / HY / Original Love / CIMAFUNK / 高中正義 / 鈴木雅之 / Night Tempo feat. FANCYLABO / METALVERSE（オープニングアクト） / NOVA TWINS / ももいろクローバーZ / WILLOW / FLO / INHALER / MY FIRST STORY / EVANESCENCE / BABYMETAL / トンボコープ（オープニングアクト）/ Absolute area / w.o.d. / THE SNUTS / メイジー・ピーターズ / ちゃんみな / Awich / AI / LAUV / LANY / 超☆社会的サンダル（オープニングアクト）/ シユイ（オープニングアクト）/ ローレン / Tani Yuuki / Kids Return / Novelbright / Da-iCE / 女王蜂 / MILLI / カンダニエル / カラコルムの山々 / ao / tonun / LANA / imase / CHAI / 新しい学校のリーダーズ
主催 / 企画 / 運営：クリエイティブマンプロダクション
後援：千葉市
協力：AZUL by MOUSSY / THE BUSKER IRISH WISKEY / POCALI SWEAT / RED BULL / サントリー生ビール /.Spotify / au / IQOS / MARRIOTT BONVoY / TV ASAHI / EXSAM LIVE / BANDAI NAMCO / LOWSON TICKET / WOWOW / ニッポン放送 / PARCO
公式サイト：https://www.summersonic.com/
X：https://twitter.com/summer_sonic
Instagram：https://www.instagram.com/summersonic_official/
今年もSEE YOU NEXTを伝えてくれたサマソニ。
アツいパーティーの様子はアフタームービーで！
おしまい