合成ゴムに釘調整を見た話

国民的アーティストMr.Childrenの『隔たり』という曲の歌い出しは

たった0.05ミリ、合成ゴムの隔たりを〜♪

そう、コンドームの歌です。

ただ0.05ミリは厚めに感じます。今は0.01なんかも当たり前に売られてますもんね。別に使用感がどうとかそういう話ではないです。

というわけで、今日は簡単に釘の話でもしてみようかと思います。

今回はヘソ釘だけです

パチンコ台には100%釘が刺さっています。

パチンコ店はこれを整備(調整)することによって営業をしています。

特に頻繁に調整されるのがスタートチャッカー横の2本釘である、ヘソ釘(命釘)と呼ばれるところです。

画像1

ここで調整をするメリットはもちろんあります。具体的には

・調整がしやすい
・調整をした結果が予測しやすい

主にこの2点です。

デメリットは

・調整をしていることがわかりやすい

一般の方でも自然と目につく場所だからですね。

とはいえ、開けてさえいればアピールしやすいとも言えるので、これは一概にデメリットとは言えませんね。

どんなお仕事でもそうですが、限られた時間の中で様々な仕事をこなさないといけません。

パチンコ屋さんも例外ではなく、釘師として1人前の技量がないスタッフでもある程度調整ができて、短時間で、結果のわかりやすい(利益が調整しやすい)ヘソ釘で調整を行うということです。

たった0.05ミリ

そして冒頭のお話に戻ります。

このヘソ釘をどうやって調整するのかっていうと基本的には開け・締めをして調整します。

使う道具は法人によっても違うと思いますが基本的には板ゲージ

画像2

とハンマーです。

どれぐらいの幅を開け閉めするのかというと、基本は0.25ミリ単位で調整します。0.25ミリ開けることを1枚開け、0.5ミリ締めれば2枚締めと言います。

上の画像の数字を見てもらえればわかりますが、板ゲージが0.25ミリ単位であることに由来しています。

突然ですがここで質問です。

あなたが今打ってるパチンコ台のヘソ釘が翌日1枚締めだとして、気づけますか?

今パチンコを打ってない方は頭の中で好きな機種のヘソを思い浮かべてください。

1枚は0.25ミリ。イメージができない人は、定規の1ミリの目盛の1/4を思い浮かべてください。あまり想像はできないですね。笑

結論から言って、慣れてる人なら1枚動けば大体わかります。

「なんや、釘見って意外と簡単そうやん」

ここまでなら確かにそう感じるかもしれませんが、実は1枚(0.25ミリ)の半分である、半枚(0.125ミリ)という単位があります。

これが非常に厄介で、よく見ても気づけないパターンが往々にしてあります。

もはや自分は、気づけなくても仕方ない、と割り切ってます。

なんせコンドーム2.5個分の広さしか変わらないんですから!!!

ましてや自分が連日打っている台ならまだしも、班員さんにお願いしてる場合は、どうしても反応が鈍くなりがちです。

据え置きのはずなのにどうしても数字がついてこないパターンは大体これですね。

さらに調べるうちに0.1ミリ単位の板ゲージまで発見しました。
http://www.ohirasyoukai.com/kougu/ita_gauge/ita_gauge003.html

これこそ無理です。コンドーム2個分しか差がありません。

「いやいや、それぐらいしか差がないなら結果もそんなに差がないんちゃうんか?」

仰る通りです。機種やヘソ以外の調整にもよりますが、半枚締めで概ね千円当たり0.5〜1回転程度回らなくなります。

逆にこれが一番厄介なのです。

いわゆる雇い打ちだと、ギリギリセーフだった台がギリギリアウトになる

回転ムラ、スランプなのか判別がつかない。

据え置きだと思っていた台の化けの皮が夕方ぐらいに剥がれるわけです。

正直そのパターンは大変に困りますが、お店も営利なので仕方ありません。

これをうまく回避できるのも実力です。精進します。

初心者の方に向けてアドバイス

初心者向けといいながら、なんとも即効性のない内容となったので、少しでも勝ちに近づけるアドバイスを僭越ながらさせていただきます。

パチンコで勝ちたいと思って調べると、色々な箇所の釘の見方が出てくると思います。

今度こそ勝つぞ!と知識を身につけ、パチンコ屋に行き、学んだことを実践しようと横にある台と見比べて

「全然わかんねぇ」

となって、釘を見ることを諦める人が多いのではないでしょうか。かつての自分もそうでした。

本当に大事なのは、

他の店で同じ機種を見比べること。

同じ店の色々な日で見比べてみること。

です。

後者は万年釘の可能性があるので、必ず変化を感じられるとは言えませんが、

同じ機種を色々なお店で見比べてみると差があることに気づくと思います。

そこが第一歩です!

・・・

というわけで、半枚締めに悩まされた鬱憤を記事にしてみました。

もし書いて欲しい内容などがあれば、コメントやTwitterのDMやリプ、何かしらもらえればと思います。

班員さんも随時募集中です。これもTwitterからお問い合わせいただけるとスムーズかと思います。

それではまた!

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