そういう事もある
先日スーパーに家族で買い物に行ったときの話。
売り場を走り回って遊ぶ子どもたち。
袋詰め台の周りでわちゃわちゃする子どもたち。
散々注意して、もうすでにキレていたけど
「怒られる前に、いい加減やめなさいよ」
と睨みを効かして言った次の瞬間!
隣で袋詰めしていた男性が
聞こえるか聞こえないか
けど絶対聞こえる絶妙なボリュームで、
『怒られる前にお前が怒れ』
と言い放ったのである。
その後も淡々と袋詰めして
こちらを一度も見ることなく
その場を立ち去って行った。
なんなのコイツ…と膨れ上がる怒りと謎の敗北感。
私は「私に」怒られる前にという意味で言ったわけで、
「店員さんに」怒られる前にという意味で言ったわではない。
お店の人に怒られるかもしれない
という気持ちがゼロだったわけではないが
決して怒ることを他人に託した発言ではなかった。
言われて腹も立ったが、
実際うるさくしていたことは事実だし
情けない気持ちになった。
子どもと一緒にいると、
時としてこういう場面に出くわす。
「すみません」としか言いようがない場面。
正しくは、
『息子たちが将来
見ず知らずの家族に対して
ノールックの絶妙なボリュームで
物申す人間だけにはならないように
育てなければいけないと胸に刻んで』
「すみません」としか言いようがない場面。
奴とはもう二度と出くわしたくない。
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