あか/青柳文子

私の周りのイケてるママたちがこぞって読んでいた「あか」

青柳文子さんが「モデルらしい」というふわっとした知識だけはあった。

母子旅のことを中心にエッセイも交えながら綴った本。
一人で子供2人連れて(しかも幼児)海外へ行こうなんて
よっぽど旅慣れしているんだろうなと思ったし
旅先でのトラブル経験者臭がすんごいする、
そんなことを思いながら読んでみた。


人生の拠点をどこにおくか考えながらの母子旅。
子育ては日本で十分だわスタイルの私は
自分の知らない世界観を見せてもらっているようだった。
経験者は語るじゃないけど海外で子育てしたい人の先駆けとして、
勉強になりそうな情報や、単純に海外子連れ旅の参考にできそう。


何より私がよかったなと思ったのは「母と娘の往復書簡」。
私にも母がいてそして私も母になった今
どちらの気持ちも想像することができて読みながら泣いた。
母になって総じて強くなったと思うけど
涙腺だけその強さから取り残されたみたい。

平野紗季子さんと前田エマさんそれぞれのお母さんとの対談も
先輩ママの話を聞いてるようで、とっても興味深かった。
十人十色ならぬ、子育て十色。


最後に。
調べたら出でくるんだろうけど、
青柳文子さんの旦那さんが何者か気になる
という感想も添えておく。


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