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zero gravity

20240524

 主題を読み違えていた。久しぶりに先回りのできない展開を経験した。

  開始10分で、起承転結の"転"のようなアクシデント。ここで来るかと結末が一気に読めなくなる。誰が主人公なのかもわからないまま見続けていた。結構グロテスクというか、宇宙で仕事することの過酷さ、nasaを訪れた時に見た数々の墓の意味をやっと理解した。

 銀河にロマンを持ち、自分の曲でも愛していた方だが多角的な視点で見るとそれは冷たくて残酷で力の支配の外にあると考えると怖くてたまらないものだと気がついた。話が逸れるが、物事の本質を理解せず、一つの視点から見ている時の方が幸せなのかもしれないと感じた。

 物語の8割目くらいまでイライラして見ていた。どう考えても手際と考え方のIQが弱そうな主人公。物語の"転"に差し掛かってやっと本質を理解したし、やられた!といった気持ちになった。ただ、展開の意外性に驚かされただけで教訓を得たり感情が動きはしなかった。どちらかというと作品に関して自分の耐性がないことも関与して平和主義なのかもしれない。

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