さいせいさんと吹奏楽(3)
話の内容が前後します、というかお久しぶりですね。
中一の頃市の吹奏楽フェスティバルで高校生と一緒に演奏する機会を得まして。まぁ当時やった曲が地獄でして…
セント・アンソニー・ヴァリエーションズ、テンポコロコロ変わるし、まぁ中1の自分にしてみたらなかなかにきつい曲でしたね。
初めての頃どこかの中学校で練習だったんだけど、いざ合奏となった時に体育館に入ろうとしたら別のパートの高校生の女子2人に呼び止められて。
「ねぇ!あの子かわいい!!」
そう、当時声変わりしてないミニ書くん(堅書くんを幼くした感じ)だったから、背も150cmあったかなかったかだったんでした。
「えっ何年生⁇」
(背のでかい女子見ながら)「え、え~(オドオド)…中1です…」
いや、いきなりJK(死語)に話しかけられるなんて怖すぎでしょ…
(誰だってそうなるよな、いきなり高校生にナンp…いやなんでもないです…)
「えー中1!?」
「は、はい…」
「牛乳飲みや!」
(分かってるわ!!)
「は、はい…」
同級生は「なんで可愛がられるんか謎」って言ってましたが僕ですら謎やったわ
これも当時吹いた曲、サンバ調の曲で「ブラジル」。楽しかったなぁと
まぁでも、本当にかわいがられてたんだなって中3になって気づきまして。
1つ上の部長副部長が卒業後吹奏楽部に遊びに来た時の話、成長期に入った僕は中2の終わりから声変わりし始めて背も大きくなりかけてました。
「先輩、こんにちわ!」
「あれ!?むっちゃ声変ってる!!」
「背、大きくなってる~うそ~!!」
「えっそうですか⁇」(本人気づいてない)
「あれだけかわいかったのに…」
確かに男としての魅力は今も昔も一つもなかったんだろうなと…
でもよくあの時代男一人で乗り切ったよなぁ…
続くと言いたいとこですが、大阪北部地震の話もしないといけませんね。
実はこの演奏会や中学時代、いや小学校時代からだ。散々お世話に、お世話になったのがヘッダーの市民会館。実は2年前の大阪北部地震での被害は受けなかったものの、後日耐震の診断結果を受けたら天井崩落の危険性があるということで、使用中止になってしまったんです。2021年に新しい文化センターができるまでは建物自体は残存はするそうですが、天井補強に多額の費用を要するためだそうでホールが使えなくなっちゃった。
昔ジャングル大帝と鉄腕アトムのフィルム映画(というか小1とかそんなんだったからフィルムしかないわ)の上映会みたいなのがあって(確か24時間テレビのチャリティ企画だったかな?)、その時映写機が不調でフィルムが巧く嵌ってなかったんですよね…。今となっては映写技師さん大汗かいて慌ててあーどうしよってなってたことだと思いますが、手でフィルム回しながら上映してた姿を見てた僕は、映写技師さんが意地でも上映してやろうって思ってたんでしょうね…
こうして今では映画ばっかり見る人になってしまいましたが。
客席に入る機会より、楽屋や舞台上に上がる機会の方が多かった市民会館。
前半で話した合同演奏会の時、アンコールの星条旗よ永遠なれ演奏後、舞台に上がった優しい高校生の先輩から
「音色がキレイだね」
と言われたことは今でも忘れていません。
つづく
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