投資と投機の区別を忘れないようにしよう
最近知人と話したりニュースを見たりしていて、投資と投機の区別をつけずに株等の売買を行う人が増えてきている印象を持ったためこの記事を書きました。
ウォーレン・バフェット氏の師であるベンジャミン・グレアム氏は著書「賢明なる投資家」の初めで、「投資と投機」を下記のように区別しています。(元は「証券分析」という著書の中で定義しています)
投資とは、詳細な分析に基づいたものであり、元本の安全性を守りつつ、かつ適正な収益を得るような行動を指す。そしてこの条件を満たさない売買を、投機的動であるという。
ここで定義されている「投資」を行っている人にとってはあまりにも当たり前の定義であると思うのですが、株等の売買を行ったことがない方にとってはこの「投資と投機」の2つは往々にして投資という一言で片付けられているかと思います。
自分は19歳ごろから10年程株の売買を行っていますが、常に自分がどちらを行っているかを意識するようにしています。そのおかげでトータルでは大幅なプラスで資産が増えています。今まで損をしたときは「投資と投機」の区別を忘れあまりにもお粗末な分析を行ったときと投機と意識してETH、XEM、XRPといった仮想通貨を購入したときだけです。
なので、自分の経験則的には、投資初心者の方は、まず「投資と投機」は異なるものであるということをしっかりと理解して取り組むことをおすすめします。そして、「投資」として定義されている「詳細な分析」が行えるように、ウォーレン・バフェット氏、ベンジャミン・グレアム氏、ピーター・リンチ氏、フィリップ・フィッシャー氏等に関する著書を読むことをおすすめします。
ETFが流行っていると思うので、ETFについても軽く言及しておこうかと思います。
ETFを購入している人でこの記事を見た人は、下記定義(再掲)は関係ないと思う人もいるかもしれませんが、関係はあります。
投資とは、詳細な分析に基づいたものであり、元本の安全性を守りつつ、かつ適正な収益を得るような行動を指す。そしてこの条件を満たさない売買を、投機的動であるという。
ETFは個別株でないというだけなので、程度の差はあれど知識と分析は必要です。
長期的に増やしていくとしても毎回天井で購入していたり、成長が見込めないものを購入していたらしっかりと知識をつけて分析して購入している人と差がつきます。
結論: 株等を売買するときは「投資と投機」をしっかりと区別しましょう。
参考書籍
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