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私の推しをすすめる。⑨

[さとゆみビジネスライティングゼミ] 3期生のシマです。
ゼミで学んだことを、即アウトプットする80000字チャレンジ(1日1000字×80日)noteを毎日更新中。18日目/のこり62000字
課題:推しをすすめる原稿を書く。
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テーマ
:エピソードファーストで書く。
:AなのにBを使う。
  : 800〜1000文字ぐらいで書く
 : 本の推しをはじめてする。
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「 カエル、おるな。」夫婦でびっくり、目を合わせた。そこは、瀬戸内海に浮かぶアートの島と呼ばれる直島にある地中美術館。印象派を代表する画家、クロード・モネが手掛けた最晩年の「睡蓮」を観賞することができる。その絵の前に親子3人で並び、じっと絵をみていた時に、ぼそっとつぶやいた息子の言葉である。「どこにおるん?」と聞き返すと、「ここに1匹やろ。ほんで、ここに飛び込んでるカエルが1匹おるやん。」と話を続ける。
しかし、実際のモネの「睡蓮」には、具象としてカエルは、1匹も描かれていないのだ。じつは、この島を旅するきっかけになった1冊がある。”「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考”だ。いままで、誰も教えてくれなかったアートの見方を教えてくれる本なのである。冒頭でモネの「睡蓮」についてあるエピソードが書かれている。多くの大人はこのアート作品を鑑賞したときに、カエルを見ることはできないのだと。しかし、子供たちはカエルを見ることができるだという。本を読んできた私たちが驚きの体験をした数分後、息子と同じ年頃の女の子がお父さんと鑑賞にやってきた。開口一番、「パパみて、カエルがいるよ!」と元気な声が聞こえた。すると「それは、カエルじゃなくて、水面にあたる光や葉っぱだよ。」とパパの声がする。女の子は「へぇ〜そうなんだー」とつぶやく。私たちはもう一度、目を合わせた。正直、ぞっとした。私も、子供の可能性を無意識に、何の悪気もなく、壊してしまっているかもしれないと…モノの見方、考え方を無意識に押し付けてしまっているかもしれないと…

今まで作品の前で、「わかったようなふりをして立ち止まっていた」のに、五感を使い「アート作品を存分に楽しむことができるようになる」良書であることは間違いない。そして、いつまでも「カエルを見ることができるような大人でありたい」と感じさせてもらえた良書であることも間違いない。

MEMO
文字数 804文字
書いた時間 1時間1分
気づき
本の推しを初めてしてみたが、なかなか難しいな。本の内容をどこまで記載するといいのか?ネタバレになってもいけないから、本のレビューは、この本を読んで自分がどんなふうに態度が変容したか?人生にプラスとなったか?を書きながら、紹介するのがいいんだろうな。さとゆみさんの書いているtelling.を意識的にみて、分析してみよう。AなのにB公文の使い方も、もうすこし工夫がいるぞ。

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