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黒か白かという話ではない

写真引用:Getty images

黒か白かという話ではない

こんにちは。
ルドベキアと申します。

それが良い事か、悪いことか?黒か白か?
はっきりと判断できない事、いわゆるグレーゾーンで成り立っていることがこの世には多すぎませんか?
今回の事象を通して思ったことです。

グリーズマンとデンベレが容疑者?


今回取り上げるのは、1ヶ月程前のことになりますが、共にフランス代表でバルセロナに所属するアントワーヌ・グリーズマン選手とウスマン・デンベレ選手が日本の遠征中に人種差別行為を行った可能性があるという事象です。

この事象について、楽天グループ株式会社の創業者である三木谷浩史氏も自身のtwitterでこのように遺憾の意を表明している。

"FCBの選手が差別的発言をした事について、クラブのスポンサーまたツアーの主催者としてとても残念に思います。楽天はバルサの哲学に賛同し当クラブのスポンサーをしてきただけにこのような発言は、どのような環境下でも許されるものではなく、クラブに対して正式に抗議すると共に見解を求めていきます"

引用: https://twitter.com/hmikitani/status/1412359513244684291?s=21


この事により、日本でも大きな話題を攫い、これを読んでくれている方も記憶に新しい出来事では無いでしょうか。

概要


簡単に説明すると、発端は1本の動画の流出からでした。
その動画には、2019年に行われたRakutenCupで日本に遠征に来ていたグリーズマン選手とデンベレ選手、そして2人が宿泊先でゲームをする際に不具合が起き、治すために機材をいじっている日本人の係員が写っていました。
その際にデンベレ選手が差別用語を発し、それに対してグリーズマン選手も微笑を浮かべているというキャプションが付いた状態で流出しました。
瞬く間に動画は拡散され、これに三木谷氏が反応し、当事者の2人はもちろん、所属クラブも声明を発表しました。

3者が発表した声明は以下の通りです。

バルセロナ:https://www.fcbarcelona.jp/ja/news/2185428/

デンベレ選手: https://www.instagram.com/p/CQ87ESVLqCS/?utm_medium=copy_link

グリーズマン選手: https://twitter.com/antogriezmann/status/1412041199582650371?s=21


2人には差別を行うような意図は無かったことを説明した上で謝罪しました。これにより、一件落着と思われたが問題はその後でした。

ひろゆきとF爺は被害者?


この事件に反応したのがひろゆき氏とF爺氏。
私は詳しくは存じ上げていませんでしたが、ネットでは御二方とも相当な有名人らしいので紹介は省かせて頂きます。

ひろゆき:https://twitter.com/hirox246/status/1412373142706741250?s=21

F爺:https://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-3037.html?sp


気になったこと


難しい説明を省けば、ひろゆき氏とF爺氏で意見が対立し、公を巻き込んだ口喧嘩のようなものになりました。

自己紹介にも書いたように、背景を知らずに批判することは危険だと捉えているため、今回はどちらが正しいかをここで書きたいわけではありません。
フランス語を1mmも喋れない私にとってはどちらが正しいかはわかるはずがありません。
ただ、私の意見を言うならば、どちらの意見も納得出来ましたし、デンベレ選手の「件の発言」は無いに越したことはなかったでしょう。

ただ、気になったのはどちらが正しいのかということではなく、この動画においての意見が対立した2人が、お互いを貶しながら論争していることです。

本末転倒


"お互いを尊重しているか"というお題に対して、意見が対立している両者が"お互いを貶しあっている"ようでは本末転倒です。

私もお互いのツイートやブログを拝読しましたが、相手を貶す様な言葉や書き方が使われていてとても悲しくなりました。

この二次災害とも言える論争は生まれなくて良いものだったし、お互いが本当にただその日本人スタッフの為だけを考えて発言していたのなら生まれ無かったと。そう思うのです。

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