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2021.9.28

連日土方氏と新撰組に想いを馳せていた私だったが、同時に美味しいグルメを頂くことにも余念が無かった。ほとんどどのお店に行っても、肉厚で濃厚な海鮮を味わうことができた。中でも、自分で好きなものを好きなだけ食べられる回転寿司はやはり便利で、3日連続で通った。ありふれていて深く考えたことはなかったけど、回転寿司を発明した人は天才だ。食べ盛りをとうに過ぎた私には、市場の海鮮丼のご飯の量は食べられる量(食べて良い量)をはるかに超えている。回転寿司で、シャリを小さめにしてもらって、食べたいネタだけを狙い撃ちできる回転寿司は本当に有り難い。

海鮮以外にも、函館には有名なローカルフードがある。ラッキーピエロとハセガワストアのやきとり弁当だ。後者の方は残念ながら食べる機会がなかったが、ラッキーピエロには一度足を運ぶことができた。有名らしいチャイニーズチキンバーガーは甘辛いタレのかかった唐揚げが3つも挟まったボリュームのある一品だった。だが、印象に残ったのは、料理の味よりもむしろイギリス風の調度品だった。壁紙はウィリアム・モリスだったし、テーブルには草花の意匠を凝らしたステンドグラスのランプが置かれていた。外観も深い緑で、イングリッシュガーデンのような趣きがある。内装はきっと社長さんの趣味なんだろうな、と、ファーストフード店の店内に飾ってあった写真の女社長に親近感を覚える。至る所に壁紙のように貼られたチラシの毒々しさとウィリアム・モリスのミスマッチが気になり、調べてみたところ、創業者は2018年に社長を退任し、以降娘さんが社長となられているようだ。黄色と赤のチラシに緑と花柄のモリスで真っ向勝負をしかけている現社長を応援したい気持ちになった。



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