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成人式の思い出。

新成人の皆さま、
成人おめでとうございます。

成人式には参加しましたか?
街中で振袖姿の綺麗な女の子たちを見かけました。
行く人の割合の方が多いのかなと勝手に思っていますが、
中には成人式には行かないという人も少なくありません。

理由は様々で、
「地元の友だちに会いたくない」
「仕事・勉強等で忙しい」
「準備や人に会うのがめんどくさい」等々、
わたしが今まで聞いた理由は上記のようなものでした。

わたしはというと、数年前の成人式、
振袖を着て参加しました。

しかし、小学生時代、中学生時代と振り返ってみると…
会いたい友人はほぼいません。

小学生の頃の同窓生に再会するも、
「え?そんな奴いたっけ…
ごめん、思い出せないw」(男子)
とか、
「あ〜いたいた。(鼻で笑う)」(女子)
とか言われてしまい、

むしろ心の傷が抉られる事態に陥りました。笑
(この日のためのLINEグループがあったらしいのですが、もちろん招待されていません。)

わたしは集団行動が苦手で、かつどんくさい、見た目も地味な子どもでした。

そのため小学生の頃はよくいじめや仲間外れの標的にされました。
今思うとドラマに出てくるような陰湿な酷いいじめではなく、
「子どもがやりそうなからかい」なのかもしれません。

でも、小さなことでも
気にしいのわたしにはかなりのダメージで、
未だにされたことは忘れられません。

成人式の話に戻りますが、
中学生時代の同窓生はというと、
再開できた人(わたしのことを覚えている人)は
0でした。笑

というのも、
孤独な小学生時代を乗り切り
心機一転中学校に入学したのですが、
(小さな小学校から大きな中学校に入学したので、環境が変わる期待をしていました。)

やはり馴染めず入学1ヶ月で不登校になり、
そのまま冬には転校したのです。
(地元にいるのが怖くて家も嫌いだったので
山村留学をしました。)

なので、そらそうだ、という感じですが
誰もわたしのことを覚えていません。

それでも成人式に参加したのは、
単にわたしは「着飾る」ことが好きだったからです。

普段着られない振袖と
綺麗なヘアメイク。
これだけでわたしにとっては充分キラキラした体験だったので、
別に誰との再開が無くても満足でした。

しかし、参加してみて
それ以外にも二つほど、副産物がありました。

まず、家族がとても喜んでくれました。
不遇な学生時代を送ったわたしが、
美しい姿で成人式に向かうとき、
家族、特に祖母がとても感激してくれたことが印象に残っています。

「ああ、りむちゃん。べっぴんさんだ。
本当にべっぴんさんだよ…」
とわたしの手を握って顔を綻ばせていました。

そしてもう一つの副産物。

それは、数人の高校時代の同窓生がわたしに気付いてくれたことです。

わたしは山村留学で不登校による勉強の遅れをなんとか取り戻し、
地元では真ん中くらいの偏差値を持つ全日制の高校入試に合格しました。

しかし、わたしはまた不登校になってしまうのではないか、という不安から全日制の高校に入学することを躊躇っていました。

「また不登校になってしまったら、
またそのとき考えよう。」

という母親の言葉に後押しされて、
ど緊張のなか入学式に行ったことを覚えています。

結果的に高校には3年間ほぼ無欠席で通えました。
しかも、超楽しかったです。

高校は学区ではなく受験によって生徒が決まるので、
必然的に同窓生は地元の子ばかりじゃないです。

ですが何人か、小学校も中学校も違う高校時代の同窓生が声をかけてくれました。

「りむちゃん!久しぶりだね!
一緒に写真撮ろう!」(女子)
「あ!りむさん久しぶり!!
振袖似合ってるね!」(男子)

当時はまた不登校になるんじゃないかと通う自信がなかったけれど、
諦めずに全日制の高校に行って、
卒業できて良かったなぁと思いました。

わたしにも「久しぶり!」って言える人がいて嬉しかったです。

式の後の同窓会は、
中学校のクラスごとに開かれるらしく、
わたしはもちろん呼ばれていないので
式を終えたら帰宅しました。

これがわたしの成人式の思い出です。

新成人の皆さん、
式に参加した人もしてない人も、
成人おめでとうございます。

平均寿命まで生きるとすれば、
まだまだ人生序盤です。

目標がある人もない人も、
できるだけ楽しく
日々を重ねていってくださいね。

あと数年で社会人になるという方は、
税金と社会保障のことは早めに理解することをオススメします。

それでは。

応援してくれてありがとう♡ これからもがんばる!