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運転免許一発試験合格体験記②「仮免許」取得まで

先日、教習所に通わずに免許センターのみで免許を取得する、いわゆる【一発試験】で受験をし自動車免許を取得しました。受けた免許センターは千葉の幕張免許センターです。
そこで合計3記事に分けて、その体験談を記録していきます。本記事では仮免許取得まで行った対策、技能試験合格までの試行錯誤を公開していきます。

また「運転免許一発試験合格体験記①」では、なぜ私が一発試験で免許を取ろうと思ったのか、実際に何回試験を受けたのか、費用、期間等を公開しています。
こちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです。


まず最初に行ったこと

①試験の全体像の把握

最初に、免許取得までにどれくらいの工数・費用がかかるのかを把握するため情報収集から始めました。免許取得までは試験4回(学科2回、実技2回)、講習1回が必要なので、最低でも5日は育児の調整をする必要がありました。私の場合産休・育休中だったため家族もしくはシッターさんとの調整になりますが、お仕事をしながらですと職場との調整が必要になるかと思います。

また、各工程にいくらかかるのかもざっくりと把握しにいきました。すべて一発で試験だけ受けるとしたら25,000円ほどで免許取得が可能なのですが、そう簡単にいかない+教習も受けるとなると予算10万円を設定して挑むことにしました。

②スポット教習の申し込み

私の場合運転のキャリアがゼロに等しく、実技試験の突破が最難関だということが分かっていました。また、一発試験では特に厳格に減点項目が決められており「受かる運転」が求められます。そこで、それらを学ぶための教習を受けることにしました。わかば自動車学校さんでは、1回2時間から、受けたい教習を希望の回数だけ受けることができたので、活用させていただくことにしました。申し込み自体はメールで問い合わせ、お電話で日程調整をすることで完了しました。

③必要書類の準備

試験申込や試験の過程で以下が必要になりますので準備しました。

  • 本籍地記載の住民票 (1通)

  • 身分証明証

  • 免許証サイズの写真 (合計6枚くらい必要だった気が)

  • 有効期限の切れた免許証 (再取得の際は本免許発行時に前の免許証を返納するため必要)

④学科試験の日を決める

学科試験については、幕張免許センターでは平日予約なしでいつでも受験することができます。よって試験日を自分で決めなければいつまで経っても行かないなあ…と思ったため、受験を決意した数日後に試験日を設定しました(笑) その日に間に合うように学科試験の内容を勉強しました。

学科試験

試験対策

わかば自動車学校さんに教習申し込みをすると、無料で学科試験対策ができる会員ページをご用意いただけましたのでそちらを活用しました。対策問題が10パターンあり、すべて合格点に達するまで繰り返し学習、間違えた問題、回答に自信のない問題はマークして教本を確認して理解するようにしました。自力でやる場合は教習本をメルカリで購入し一通り読んだあと、Youtube等にある練習問題を沢山解くと良いかと思います。
学科はしっかりと勉強すれば必ず合格できるので、短期集中で対策するのが良いかと。

受験1回目(合格🌸)

2023年10月5日を試験日に設定し受験しました。朝8時半からの受付に間に合うように免許センターに行き、時間になったら2階に案内され、9時すぎより試験開始。試験時間は30分50問中45問以上正解で合格でした。
結果は合格🌸。同じ日に10人ほど受験者がいましたが、私を入れて合格は2人のみでした。以外とみんな対策していないのだな…という印象でした。
合格者のみ実技試験の概要説明を受けて、試験日の予約をとってその日は終了。以前は午前中に学科試験を受けて、午後から実技試験を受けることができたようなのですが、実技試験が完全予約制になってからそれができなくなったようです。

実技試験

私にとって最初の難関です。ネットの情報だと本免の実技試験よりこちらのほうが難易度が高く、合格率5%以下だとか……

試験対策

育児をしておりなるべく家を空ける時間を最小限にしたかった私は、実技試験の試験日とわかば自動車学校さんでの教習日程を同じ日(2023年10月17日)にまとめました。午前9時から教習を受けて、午後の13時半からの試験を受けるというものです。

教習は西浦和駅のロータリーでお待ち合わせでした。時間になると教官の方が教習車で迎えにきてくださいました。15分ほど走ると、所内コースを想定した練習場のようなところに到着。わかば自動車学校の場内ではなく、一般の人も練習できる所内コースを一般開放しているような練習場でした。
そこから約2時間の練習時間でしたが、試験で求められるチェックポイントをクリアする方法、よく減点されるポイントを本当に効率よく教えていただけました。どのような内容の講習をしたのかはまた別の記事で詳しく書いていこうと思います。

また、すんごい沢山イメトレをしました。イメトレにはこちらのサイトも大いに活用させてもらいました。めちゃくちゃ読みました。幕張免許センターでの試験体験をもとに記載してあるのでとても参考になりました。大変感謝です。

受験1回目(不合格💦)

幕張免許センターでは、所内コースは1〜3の3パターンあり、当日の朝9時以降になると技能試験待合室に掲示されます。見に行くこともできるのですが、電話で問い合わせると教えていただけるので電話しました。2023年10月17日、この日の受験時は「コース1」でした。また、幕張免許センターでは昼休みの時間中は所内の試験実施コースが開放されているんです。そこで、12時すぎには現地に行き、受付までの時間は実際のコースを歩きながら、午前に行った教習で教わったことのおさらいをゆっくりやっていきました。

申込を終えて技能試験待合室で待機。私と同じATの普通車仮免許試験を受ける人は私を含み4名ほど。私はその中で2番目でしたので、試験がはじまると1番目の受験者の方が試験をする車の後部座席に着席しました。
数時間前に頭に叩き込んだばかりの感覚はまだ身についておらず、緊張感はMAXに。自分の番を待っている間もずっと緊張していた記憶です。さらに順番になって運転席に座った瞬間に頭が真っ白になってしまったのを覚えています泣
そんな中でも自分の中でベストを尽くして頑張りましたが、コースを2/3くらい走り終えたところで減点超過してしまい、全て走り切ることなく発着所に戻るように指示されてしまいました。一発試験の際、不合格者には試験後にワンポイントアドバイスがもらえるのですが、その際私が試験官の方からいただいたフィードバックはこちらです。

すごく緊張されているのが伝わってきました。まずは沢山試験を受けて試験場の車に慣れてくださいね。減点項目としては、40km/h出す直線でふらついて危なかったです。
また、左折前に左に寄ることはできているのですが、左折時に右に膨らむからこれまた危ないです。改善して次回頑張ってください。

教習で散々注意するように言われていた安全確認やキープレフトはすごく意識していたのでできていたようです。が、どちらかというと運転技術的なところの指摘を多くされてしまいました…そして、ワンポイントアドバイスと言いながらも、主に大きく減点されたところを細かく教えてくれました。
試験官の方、私の緊張がすごく伝わっていたらしく「次回は落ち着いてくださいね。大丈夫」と優しくしてくださいました泣 
とても悔しいと思いながら、次回の技能試験の予約をして帰宅しました。

受験2回目(不合格💦)

気を取り直して2回目(2023年10月26日?うろ覚え)。1回目同様当日朝に電話で聞くと今回は「コース3」でした。幕張のコースの中で、コース3が最も走行距離が少なく簡単であると言われているコースでしたので、これはチャンスだ!!と思ったのを覚えています。2回目も午後の試験でしたので、昼休み時間には免許センターに出向き、とコース上を歩きイメトレしました。

今回は受験者が多く私は6番目。緊張していましたが1回目よりはリラックスできていたように思いますし、リラックスして臨もう!と心に誓っていました。それが裏目に出てしまうんですが。
なんと、教習で散々練習して注意ね!!!と言われていた「見通しの悪い交差点」を減速もせずに突っ切ってしまったのです💦これは減点ではなく試験中止案件なのでその場で試験中止を言い渡され発着所に戻りました。
今回は逆にリラックスしすぎて、注意すべきチェックポイントを失念していたことが敗因です。むずいなあ。ワンポイントアドバイスはこちら。

分かっていると思いますので次回頑張ってください。
あと、分かっていると思いますが曲がり角付近の何かができてなので、気をつけてくださいね。

んんんん、、、見通しの悪い交差点はそうだけど、それ以外はよくわからんぞ……。いくつか「安全確認ですか? 運転技術ですか?」と聞いてみましたがそれは自分で考えろの一点張りでした。試験官によって親切さが全然違うことを知った日でした。もやもやしたまま次回予約して帰宅しました。

受験3回目(合格🌸)

泣きの3回目(2023年11月7日)。今回は初回と同様「コース1」でした。もう緊張もほどほどに、ポイントをしっかり復習して臨みました。試験中も3回の中では最も冷静にいることができたし、頭でポイントを唱えながら走ることができました。結果自分としても手応えあり、コース最後まで走ることができて車を降り、試験官の元へ行くと合格🌸を告げられました。

1回目の反省を踏まえてふらつかない、曲がり角では膨らまないことを意識しました。また、2回目の反省を踏まえてちゃんと見通しの悪い交差点は減速しました。さらに、本質的に一般道を走っているときを想定して、起きうる危険を考えながら走りました。「もしかしたら子供が飛び出してくるかも」「もしかしたらいきなり脇からバイクが追い越してくるかも」みたいな感じです。1・2回目は特に教習所で教わっていた「安全確認のやり方」を忠実に守りながらだったのですが、「安全確認をするための首振り」みたいな感じで安全確認が目的になっているな、と思っていました。それを「命を守るために安全確認をする」みたいなスタンスに変えた形です。なんとなくですが、これを変えたことが最も合格のイメージを作った気がします。

まとめ

こうして、2023年11月17日に無事仮免許を獲得できましたので、挑戦開始から仮免許獲得まで1ヶ月半ほどでした。
また、費用としては合計33,000円でした。

  • 学科試験(2,900円)

  • 技能教習(18,800円)

  • 技能試験(3回で合計10,150円)

  • 仮免許証交付手数料(1,150円)

また、今回の仮免許受験を通して感じたことは以下です。

・(私の場合)試験の空気感に慣れることと、その上でほどよい緊張感をもって挑むと合格できた
・試験中の動作すべてに目的意識を持って取り組むとうまく行った
・試験官によって不合格後のアドバイスの粒度がかなり違う
・不合格をもらったあとの帰路はかなりつらいw

仮免許の期限は6ヶ月間になるため、ここから6ヶ月以内に本免許の獲得を目指していくことになります。次の記事「運転免許一発試験合格体験記③」では本免許獲得に向けての練習〜本免許獲得までを書きます。そちらも読んでいただけると嬉しいです。


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