自己紹介
23年近くも生きると嫌でも痛いほど自分の事がわかるようになってくる。
私は、他人に自分の話をするのが苦手です。
仲が良い人からしてみるとそんな事ないだろって思うかもしれないけど、
集団の中に居ると、頼まれてもいないのに司会役(聞き手)に徹してしまう。
ひな壇から降り、司会席から俯瞰してトークを回してしまうのです。何なら裏回しもする。子生意気な、嫌な癖。
そんなベテラン芸人のような立ち回りをするようになってしまったのはいつからだろう。高校時代の挫折かなぁ。
私はいつの日からか、自分のトークに自信がある時しか自分の話ができない病気になってしまった。
でも、世の中の大体の女の子はオチなんてお構いなしに、昨日髪を切った話をするし、スタバの新作がメチャクチャ美味しかった話をする。街行く女子大生なんて大体骨格の話かパーソナルカラーの話しかしていない。
トークの中身なんてどうだっていい、ただ誰かに脳内を共有できればそれだけでいいんだと思う。
でもそれが可愛いんだよね。
私にはたったそれだけのことができない。
きっと自分のトークの前に、身の上に自信が無いんだと思う。
たまに、私とは真逆の、身の上話無双する人がいたりする。
相手の需要1に対して、10供給してしまう人。
しかもその場合大体面白くなかったりする。
これと同じことをやって成立するのは明石家さんまぐらいだと思う。
でも結局のところ話したもん勝ちなんだろうな〜。
どんなに面白いトークを持っていても、話さなければ意味がないから。私はステージに上がらずにヤジを飛ばしてるに過ぎないんですよ。
ちょっと前のこと。私に宛て先が付いたボールが回ってきた時があった。
身の上が話せない持病持ちでも、流石に打ち返さないと行けない球。
自分にターンが回ってきたのが凄い嬉しかった、思う存分、実力を見せつけるチャンスだった。
でも、求められていた返しはできなかった。そんな気がする。相手はそれ以上掘り下げてはくれなかったから。自己アピール失敗。力み過ぎたか?
明日朝起きたら、自分の話ができる可愛い女の子になってたらいいのに。
高校時代は軽音部だったんだよ、大学ではアカペラやっててさー。リードやってて、全体曲のマイクに選ばれたりもしたんだよ。大会でも一回わりかしいいとこまで行ってさ。
好きな食べ物はおでんだよ。渋いでしょ?カラシ付けれるようになってから美味しいと思うようになったんだ。
そういえば最近マンションが改修工事しててさ、今朝乾いてないペンキ踏んじゃったんだよね。これ乾いて固まって取れなくなってたと思うとゾッとしない?久しぶりにブラシで靴洗ったよ、上履き以来の。
どうでもいい話ほど大切なコミュニケーションであり、自己表現なのかもしれませんね。
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