2024.4 筑波山
4月。姉と筑波山に登ってみた。
私は茨城出身であるが筑波山には登ったことがない、と姉に言ったところ、「えりかは登ったはずだよ」と返ってきた。
なんでえ、私より4年早く生まれたからってなんでも知ってるような顔をしやがって。
私が覚えていない私の記憶を姉が持っていることが癪だったため、「私が筑波山に登るはずだった日は雨で、だから別の場所に行ったのだ」と答えておいた。
知らんけど。
そういうことで初めての筑波山である。
筑波山はいろいろなコースがあるが、初心者らしくいちばん穏やかな"おたつ石コース"から"白雲橋コース"に合流して女体山山頂を目指すこととした。
当日、姉とつつじが丘で合流しておたつ石コースに向かう。
おたつ石コースは歩きやすい階段状の道が多かった。
緑も多く鳥の鳴き声もよく聞こえる。
登っている途中途中で花を撮った。
キノコも見つけた。
植物もキノコも好きだが名称や生態に全く詳しくないため、ちょっと悔しい気持ちになる。
植物辞典を買って家に置いておけばいいのだろうか。そうすれば帰宅後に調べられるよなあ。それとも出先で調べられるいい方法があるのだろうか。
誰か植物・菌糸類に詳しくなる方法を教えて欲しい。
少し歩くと立ち止まって撮るものだから、当然、歩みは遅くなる。
白雲橋コースと合流して岩が多くなってからはカメラをしまい、のっそりのっそり登った。
白雲橋コースには国造りの神話に由来する奇岩怪石群が多かった印象がある。
なお、歩くのに集中していたため写真は撮っていない。
そういえば岩のそばによく紫色の花が咲いていて、カタクリの花かな?と思っていたらやはりカタクリの花だったらしい。
うつむき加減に咲いている姿がいじらしい花だった。
来年の春に登った時には写真を撮ってこようと思う。
岩とクマザサを越えて歩いて行き、登山者の列をじっくり進んでいくと、山頂に着いた。片道2時間半。よく歩いた。
山頂は人が多くて賑わっており、筑波山が人気の山であることを再確認した。
ロープウェイで登ってきた人も多かったのだろう、いろんな大人が山頂ではしゃいでいて微笑ましい。
人気のある山の山頂には、ライブ会場っぽい雰囲気がある気がする。
グルーブ感というのだろうか。疲労と達成感に由来する謎の一体感があって、それが目当てで登っている人も多いんだろうな。
心の中で、みなさんお疲れ様でした、と唱えて、姉と共にロープウェイで下山した。
我々が2時間半かけて登ってきた道はロープウェイだと6分だった。
また今年の秋か、来年の春に筑波山に登りたいと思う。
それまで健康に過ごしたい。
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