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2024.5 虫

パレスチナで起きている暴力に関する記事を読んでいた。
圧倒的に理不尽な暴力が起きている場所があることに対して、知っていても改めて傷ついた。日本からできることが署名と寄付、知ることと広めることくらいであることも、辛かった。
せめて自分が、遠い場所で傷ついている人々のために、本当にささやかではあれど何かできる年齢と状況になっていることが慰めだ。

パレスチナ子どものキャンペーンと、国境なき医師団の記事がとてもわかりやすいため、リンクを貼る。
少額からの寄付もできる。


遠くの国を思うとき、すぐそばで起きていることに対して素知らぬふりをしていないか不安になる。
動物に関すること。子どもに関すること。貧困に関すること。自分のこと。
近くで起きている物事を無視するために、遠くの暴力を利用してはいないだろうか。
実際、私はたくさんのことを見ないようにして生活している。
今の選択は本当に正しいだろうか。

そういったことを考えていたら、虫を撮りに行きたくなった。
川のそばまで行った。
写真を以下にまとめて載せておく。

川に光が反射する
水底
ぬるっとした水面
うつくしい水面
トビ
オオバヤシャブシ(たぶん)
トゲトゲがたまらない
かわいいねえ
梅の実(たぶん)
連なる姿が可愛い
くわの実
赤い実は未熟
熟すと地面に落ちる
虫を探しに
マツムシっぽい
なかなか逃げない
いい目をしている
保護色
保護色!
お前らはどこにでもいるね
ムラサキツメクサ
ハチの職場
脚に花粉溜めてるのがかわいいのよ
うすい羽
お前もどこにでもいるな
オオキンケイギク(駆除対象)
葉先の繊毛がたまらない
うてな
ヒメウラナミジャノメっぽい
コアオハナムグリ
コガネムシの仲間らしい
黄色い花
寄るのは怖かったため遠くから撮ったクマバチ
ピントを外したクマバチ。実はオスには針がなく、掴んでも刺されないらしい
ゴマシジミっぽい
白い蝶は儚くて妖しい
オオキンケイギクにとまるハエ
飛び立ったハエ
モンシロチョウ
モンシロチョウ
キノコだ!
タンポポの綿毛
密集する種子
眠るカタツムリ
カタツムリ
繭(サナギ?)
植物は接写するともふもふしているのが多い
モッフモフ

地球上に存在するすべての生き物が生まれる場所を選べないことを知っているけれど、すべてに安寧があればいいと思う。
安寧を願いながら、私を含めた人間が生きているだけでたくさんの虫が、動物が死ぬことを考えるし、理不尽な暴力がどれほど容易くうつくしいものを壊していくのか忘れないでいたい。

また虫を撮りにいくと思う。
その時まで川が穏やかであることを願っている。

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