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2024.7 しいたけと6月

まばたきする間に6月が終わり7月に突入していた。
なんということだろうか。
しかも突入してから7日も経っている。今日は七夕。
笹飾りも短冊もお星様ゼリーもない。七夕を迎える準備もせぬまに七夕。
七夕の夜に星を見ることもなくPCの画面に向かって文字を打っている。
せめて別タブに国立天文台のライブカメラ映像を表示させておこう。
ご覧、今日も星が綺麗だね。PC画面越しにだって情緒はある。

さて、6月の終わりから7月にかけて何をしていたかというと、しいたけを育てていた。
こちらのしいたけである

容器にセットして霧吹きで朝晩湿らすだけでしいたけが採れるというステキなキット。
もともと、菌糸類に対してけっこう執着があって、いつかしいたけを育ててみたいと思っていた。思っているだけでダラダラしていたのだが、今回思い切って買ってみた。ネットで栽培キットが買えるなんていい時代になったものだ。
本来、しいたけは冬から春に育てるものらしく、栽培に適した気温が18°C-25°C。
高温多湿の拙宅で無事に収穫できるのか不安であったが、杞憂に終わった。
ちゃんと収穫できてしかも美味しかった。
成長過程を数枚おさめておいたので、載せておく。

到着から3日目のしいたけ
到着した日に栽培容器に移し、朝晩霧吹きで水をかけること3日目
ポコポコと生えてきてかわいい
4日目のしいたけ
背が高くなった
5日目のしいたけ
かさが大きくなってきてきのこの見た目になってきた
6日目のしいたけ
成長速度が速い
ここまできたら立派なきのこ
7日目のしいたけ
収穫された
8日目のしいたけ
この後美味しくいただきました

別アングルも載せておく

3日目のしいたけ
4日目のしいたけ
5日目のしいたけ
6日目のしいたけ
7日目のしいたけ
8日目のしいたけ

いちど発生すると成長速度はとても早く、特に4日目からはあっという間に大きくなった。毎日、労働から帰宅すると成長したしいたけが私を迎えてくれて、ほんとうに嬉しかった…。
収穫したしいたけはまずシンプルに焼いて食べ、次にオイスター炒めにして食べた。あれだけ可愛かったしいたけが私の体の一部になったと思うと人間の生まれ持った業を思わずにいられないが、これが本来、正しいことなのかもしれないな。

ローアングルしいたけ

今年の冬はもうちょっと大きめの原木キット的なやつを購入して育ててみたいと思っている。何年かしてしいたけと仲良くなれたら、本数を徐々に増やすのもいいかもしれないし、楽しみ方は尽きない。
別のきのこ栽培キットも試してみたいし、未来への希望が膨らむ。
これが幸せか…。

6月の終わりから7月にかけて、家で面倒を見ていたものがもうひとつある。
先日の撮影で使った植物だ。


この撮影で使ったひまわり達を持ち帰って世話をしていた。
切り花の面倒を見るのは、なんと言えばいいか、枯れる様を楽しむものだと(少なくともわたしは)思っているので、栽培とは全く趣の違う楽しみがある。

購入から4日目のひまわり
サンリッチオレンジ
撮影では
サンリッチマロン
サンリッチオレンジ
サンリッチレモン
の三種類を使った
はじめにサンリッチマロンの花弁が落ちた
他の花弁も萎びていく
今見ると水が深すぎる
もう少し浅ければちょっと延命できたかもしれない
サンリッチオレンジ
サンリッチレモンも萎びていった

台所でしいたけが育っていく傍ら、テーブルの上には徐々に枯れていくひまわりがあった。
切り花は切られた瞬間から死に向かっているから、せめて少しでも長くうつくしくいてもらえるように気を配る。
死んで、可燃ごみになることが確定している存在だからこそ、ちゃんと大事にしたい。この気持ちはたぶん、花を飾るのが好きな人には多かれ少なかれ共感してもらえると思う。

購入した日から8日ほどで全てのひまわりは枯れた。
ひまわりと一緒に購入したスモークグラスとアワは15日ほど持った。

アワ
アワ

すべてきれいに枯れていった。
6月の終わりから7月にかけてのほんの瞬きする間に、私の目の前をしいたけと植物達が通り過ぎ、私は変わらず家にいる。

今、しいたけが休養期間中で、あと1週間もしたら第2期チャレンジになる。
今度はもう少し丁寧に世話をしたい。
あと大きさの比較物を用意して写真を撮りたい。
次にやりたいことがポンポン出てくるのは、1回目の経験をそれなりに大事にできたということで、そういう状態がとても嬉しい。

最後に、ついででひまわりの接写画像を載せておく。

きれいな花だった。
それだけ記憶に残せることが贅沢だと思う。


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