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呪いが少し解けて

子供が卒業式でした。
生徒みんなが主役なので、保護者席ものんびりとした雰囲気。近くを通る時はカメラを構えてパシャパシャ撮るんですけどね。

少し頭が退屈だったこともあり、自分の卒業式のことを思い出していました。式が終わったあと、親が先生に餞別を握らせようと躍起になっていて、感動は吹っ飛んでしまいまった悲しい思い出が、私の卒業式です。

子供は友達のこととかはあまり話さないタイプだったけど、最後のHRを見学させてもらい、いいクラスだったんだなという事がわかりました。すごくよかったです。

感動したというよりは、私の呪いがスパイラルすることはなかったっぽいというのが、肌で感じられたというか。虐待の連鎖はなんとか止められたのでしょうか。そう思いたい。

子供は多分、私よりずっと勉強もできるし、ネットリテラシーもあるし、きっとうまくやって行けると思う。しっかりと後ろを振り向かずに前に進んでいって、希望を掴んでくれたらなぁというのが私の想いです。

しんどい思いをさせたことも多かった中で、友達も作れて、悪いこともせず、まっとうに生きてて本当にすごいよ。

自分の親の絡みで「まじこれからどう生きていけばいいんだ」って事も多くて、貧乏な時期も長くて、それでも生きていてなんとかなってきて。

子供が未来を見据えられたこと、そのきっかけは分からないけど、前を向く足元を少しでも支えられていたなら良かったなって。

これからはまったく別の人生を歩んでいく子供が、大人になってもジジイになっても、健やかでいられますように。

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