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リリーのすゝめ ~ユリの定期便、はじめました~
定額制で、決まったインターバルで自宅に届く、サブスクリプションサービス。食品や生花などいろいろな種類のサブスクがあり、わたしもいくつか試してきましたが、久しぶりに新しいサービスを契約しました。
ジャンルとしては生花で、ユリに特化したものです。
サービスの特徴
今回始めたのは、hana-kuukanという会社の「いちりんリリープラス」。7月より社名がBlossom Bazaarに、コース名がブロッサム・シングルリリーに、それぞれ変更されるとのことです。
中身は、その名の通り1輪のリリー(ユリ)がメイン。わたしが登録した「プラス」のつくコースでは、リリーの他に添え花が2本ついて、合計3本のお花を受け取れます。
添え花なしでユリのみの「いちりんリリー」が200円、添え花ありの「いちりんリリープラス」が400円で、いずれも送料は250円。
お花代と送料が別表記とはいえ、支払う側にとっては、やはり総額と届く内容とのバランスが気になるところです。450円でユリが1輪届くのと、650円でユリ含む3本が届くのとであれば、わたしは後者の方が嬉しいなぁと思いました。
他サービスと併用する人や、自宅のお庭やベランダで添え花になるようなものを育てている人には、シンプルにユリだけが届くのも良さそうです。
始めた理由
1.ユリに興味を持ち始めて
今年の4月に、お花屋さんで初めてユリを買いました。
オレンジココットという品種で、小ぶりなオレンジ色の花が咲くものです。
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![](https://assets.st-note.com/img/1687746679598-ZAaAghuiec.jpg?width=1200)
次々に花が咲き、最終的にはこんなに賑やかに。
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これを機に、「ユリっていいな」と思ったのでした。
2.気候面と予算を照らし合わせて
わたしがこれまで利用してきたお花の定期便は、ゆうパケットや宅急便コンパクトで届きます。
地域やタイミングにもよるので一概には言えませんが、ゆうパケットだと、わたしの手元に届くのは発送の翌々日になることが多いです。輸送中と配達中を除いて郵便局の空調が効いた中にあるとはいえ、これからの暑い時期には、発送翌日に受け取れないことがネックになります。
となると、翌日に受け取れるサービスのほうが、夏場は安心。ゆうパケットでも稀に翌日に届くケースがあるのですが、翌日着指定の宅急便コンパクトには敵いません。
わたしが使っているサービスは、宅急便コンパクト以外に通常の荷物サイズのコース展開もあり、有料オプションでクール便での配送が選べます。お花の鮮度を第一に思うがゆえの、ステキなサービスですよね。
ただ、その分、当たり前だけれどお金がかかってしまいます。
わたしは先日のnoteに書いた通り、現在休職中。節約必須の身です。お花を購入すること自体が難しいような経済状況でありながらも、日頃からお花が心身の安定に大きな役割を果たしてくれていることから、「花のある暮らし」をどうしても諦めきれません。
そこで今回、いちりんリリープラスの契約に至りました。
このサービスはクリックポストで配送されるため、基本的には先述のゆうパケットと同じく、わたしの住む地域では翌々日に着くことが多いです。でも、ユリは暑さに強いお花。いろいろなお花が届くサービスよりも、お花自体に耐久性があるのではないかと思います。
もちろん、他社サービスも夏場は花材を工夫されていますが、ネイティブフラワーなどのいわゆる「暑さに強いお花の代表」が個人的にあまり好きではないんです。せっかく飾るなら好きなお花がいいな、という気持ちから、いちりんリリープラスに軍配があがりました。
初回が届いた!
外装はよくある薄型のダンボールだけれど、開けてすぐにお花の顔が見えない梱包は、初めてかも?
![](https://assets.st-note.com/img/1687748274837-Kp4n3fnYUQ.jpg?width=1200)
右側にうっすらと茎が見えていますが、包み紙を開くとこんな感じ。(上の写真の状態から、右に90度回転)
![](https://assets.st-note.com/img/1687748465038-XhpUyePVlr.jpg?width=1200)
ふたを開けてもお花が見えないことにまず驚き、包み紙を開けると想像以上にお花が大きくてまた驚くという、二度びっくりな梱包。厚さわずか2.9cmの中にこんな立派なユリが入っているとは、思いもしませんでした。
最終的に大きく咲くとしても、届く時点では蕾なんだろうな〜、とか。咲いた状態で届くなら、とても小ぶりな花なんだろうな〜、とか。こんな想像をしていたわけです。
実際に届いたのは、そのどちらにも当てはまらない「大きく咲いたユリ」。ネットに包まれ、大事に運ばれてきた姿は、お姫様のように見えます。
水揚げを行うと、ふっくらと開きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687757324227-zYpaqOPcMH.jpg?width=1200)
・桃色のアクセントが効いた、八重咲きの白いユリ
・混色のカーネーション(白やクリーム色がベースになっているのは見たことがあるけれど、グリーンベースはお初にお目にかかります)
・白いハイブリッドスターチス
![](https://assets.st-note.com/img/1687757362161-D8KJrh1UnL.jpg?width=1200)
ユリの品種はお任せのため、毎回こんなに大輪の花が届くわけではないと思いますし、小さなお花には小さなお花の良さがあります。それでも、「薄い箱で届くにも関わらず、このボリュームのものが入る可能性がある」とわかっただけで、とってもワクワクしますね。
ちょっとした工夫が嬉しい、ノーストレスの梱包
さて、お花が良かったのは言うまでもないのですが、梱包において特筆すべきポイントがあったので語らせてください。
まず、宛名ラベルの貼り方。
このサービスで使われているクリックポストは、オンラインで決済して専用の宛名ラベルをプリンターで出力するタイプだったと記憶しています。シール紙ではなく普通紙に印刷して、糊付けされるパターンが多い印象。
個人情報が含まれる部分のため、写真はありませんが、今回の配送では、宛名の紙の四隅がセロハンテープで貼りつけてあったんです。
つまり、テープを剥がすだけで、外装の段ボールとの分別が容易。糊付けだと剥がす際にビリビリに破れることも多いので、そういったちょっとしたストレスがありません。わたしは、個人情報にカモフラージュできるスタンプを押したらそのままゴミ箱へ入れますが、宛名部分をシュレッダーにかけたい人にとっても、嬉しいポイントだと思いました。
それから、お花自体の梱包にも工夫が。
メインのユリは、お花の部分をネットで保護し、お水と一緒にプラスチック製の小さなボトルに(素材感のイメージとしては、パピコの超ミニ版)。添え花は、ジェル状の保水材と一緒にビニール袋に。袋の口あたりは茎を紙で巻いてあり、漏水防止になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1687751693396-skiguuda4N.jpg?width=1200)
どちらも水漏れ等はなく、土曜日に発送されて月曜日に届くまで、お花を元気に保ってくれていました。ごみが少ない必要最低限の梱包に見えて、しかもとっても開けやすい…!(特に右側、ハサミ必須と思いきや、2本まとめてスポンと上に抜くことができたんです)
開梱のストレスが少なく、水揚げに向けて逸る気持ちが遮られませんでした。
低価格な理由
ここまでメリットばかりを並べてきたので、たった650円でそんなに良いこと尽くしの商品が届くわけないだろうと疑っている方のために(いらっしゃる?)、わたしなりに考えた「低価格で購入できる理由」をお伝えします。
1.お花の栄養剤がついていないこと
新サイトでは記載が見当たらなかったので、現行サイトの表記を引用します(※サイト移行後はリンク切れになるかもしれません)。
内容 :いちりんリリープラス定期便
本数(*) :リリー1輪+添え花2本
発送タイプ :クリックポスト
発送頻度 :毎週・隔週・月1回
受け取り :郵便受け
発送メール :○
スキップ :○
切花栄養剤 :×
花材カード :×
料金(花のみ税込) :¥400
送料 :¥250
送付物をお花本体だけに絞ることで、安く提供できるのだと思います。わたしは手持ちの栄養剤があるため、特に困りません。栄養剤を持っていない人でも、頻繁に使うなら購入するか、たまにしか要らない場合は微量のキッチンハイターで代用可(詳しくは検索してみてね)。
2.花材紹介がないこと
上記引用部にもある通り、花材カードはついていません。メールでの花材名の案内や、公式SNSでの紹介等もないので、広報・告知にかかる費用が徹底的に抑えられている印象です。
わたしは、これまでに利用した定期便や花屋の店頭で知った花なら覚えているため、こちらも特に困りません。お花の名前をある程度知っている人や、名前がわからずともお花を愛でることが目的の人には、ノープロブレム。
強いて言うなら、せっかくリリーを売りにした定期便なのだから、リリーだけでも品種名がわかると嬉しいかもだけど。
これら2つの要素に抵抗のない人であれば、安価でお花を楽しめます!
「栄養剤は絶対に欲しい」あるいは「お花の名前を知らせてくれないなんてありえない」と感じる人は、それぞれ適合する他社サービスの利用を検討されると良いと思います。
▽
届いた瞬間の喜びを原動力に、猛スピードでここまで書いてきましたが、どうでしょう。いちりんリリープラスの魅力、伝わりましたか?
いちりんリリープラス(現行版)に登録した人は、社名・プラン名変更に伴い新サイトでの再登録が必要になるそうなので、これから始める方にはシングル・ブロッサムでの登録がおすすめです。
単発購入、定期便(毎週/隔週/月1)の4パターンから、お好きなものを選んで購入することができます。
また、わたしはユリに特化したサービスを紹介しましたが、同サイトでは他にも、いろいろな定期便が展開されています。他社サービスがなんとなく合わないと感じている人でも、自分に合うものを見つけやすいかもしれません。
🌼定期便一覧は、こちらから。
大満足のいちりんリリープラス、次回も楽しみだなあ。
七志野さんかく△
お読みいただきありがとうございました。みなさまからのスキやフォロー、シェアなど、とても嬉しいです! いただいたサポートは、わたしもどなたかに贈って、循環させていきたいと思っています。