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自分の本当の音を奏でる

森川家では、自分の本当の音を奏でることが何より重要視される。
本音でない音は、違和感として、不協和音となって響くのですぐにばれる。

誰か本音でない人がいると、それが不協和音やノイズとなって、田畑の作物や牛などの動物に影響を及ぼすのだ。

森川奈保美さん
「私たちは生産者として、発する周波数に責任を持つ」

森川家での日々は、一瞬一瞬が即興演奏のようだった。
自分の本当の音を奏でる者同士が集い、それぞれができることを一瞬一瞬提供し合う。

自律した個々による創造活動の日々だ。

即興演奏の中で、魂から湧き上がる歓喜。
渦となって湧き上がる感覚。

いのちがいのちに嘘をつかなければ、自然と笑い合えるのがこの世。

自分にも嘘をつかず、誠実に生きるのだ。
自分も世界もまっすぐに見るのだ。

ほとんどの現代人は、これがなかなかできていない。
「こうあるべき」「誰かから言われたから」「常識ではこうだからしなきゃ」
そういった囚われを一つずつ、手放すことが肝要だ。

そのためには、まず自分を謙虚にみつめ(卑下ではない)、現在地を把握することが必要だ。
ゆがんだ鏡では、自分も世界もまっすぐに見れない。

森川家で過ごすと、ゆがんだ鏡の調律をされる。
歪みが大きい人ほど、大きな苦痛を伴う。

マザーアースは、場の調律師だ。
直観で違和感をキャッチし、調律していく。

相手が抵抗すればするほど、調律する側もエネルギーを消耗する。

素直になることが肝要だ。

そうして調律された場
人が本来の在り方である場で奏でられる即興演奏は
最近よく言われている
"DAO"=自律分散型組織
の本来の姿だろう。

今回気づいたのは、「組織」ではないということ。
自分の本当の音を奏でる者がいる。
そこでなんかする。
それだけだ。

2人でも3人でも10人でもいい。
それぞれが自分の楽器を持ち寄って、即興演奏するのだ。

これこそが、縄文文明の在り方
人の本来の在り方だろう。

即興演奏するのは人だけではない。
牛などの動物、田畑などの自然とも、一瞬一瞬が即興演奏=創造活動。

歓喜に満ち溢れる美しい世界。

10年、20年先にスタンダードになる世界
一足先に体感させてもらった。


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