見出し画像

ハーフエルフは愛が欲しい(第八話)

そんなこんなでバタバタした一日を終えた私達一家は、家族なのだからと半ば強制的におじいさまと一緒に暮らすことになった。

そして夕食時おじいさまは、現在後継者が居ないことは大変危ない状況だという事と、
アイには将来的には政略結婚つまりお見合いして欲しいと言った。
バン
『父さん!!精霊剣については俺が何とかして認めてもらう、っというか今なら認められる気がするが、アイを道具みたいに扱うなら話は別だ!
どういうつもりだ!』

おじいさま
『そうツバを飛ばすな。そうだな精霊剣は清い心の持ち主が扱える剣だ。
バンお前は昔も少々腹黒で捻くれていたが愛を知った今なら扱えるだろう。

アイについてだが、騎士団の者達の話を聞く限り充分、精霊剣を扱えるとワシはみた。
それにだ、ワシは道具と思った事は一度もない。

よく考えてみろ恋愛と見合いの何が違う、どこの身元も分からない者と結婚など危険ではないか?甲斐性もない男に引っかかったら目も当てられん。』

バン
『た、確かに一理あるが、俺は運命にめぐり逢えたぞ!』
リナ
『あら、私はお見合いでも良いと思いますわ。』
バン
『ウソだろ!Myハニーは俺の味方じゃないのかい、、』
リナ
『だってお見合いの方が効率的ではありませんか』
バン
『、、君のそんな所も愛してるよ。』
リナ
『どうも、私もよ。』

お見合いか〜いつかは結婚したいと思ってたけどさすが貴族、若くで結婚するんだろなあ。
って私もう貴族だった。実感湧かないな。

こうしてアイは精霊剣の儀式とお見合いすることに決まった。

続く

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?