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ハーフエルフは愛が欲しい(バーチャルリアリティ)

今日はバーチャルリアリティという戦闘体験版をアイ、アーニャ、フェルゼンの3人で遊びにゲームセンターにやって来た。

特にアイは少しは戦闘に自信があり、とても楽しみにしていた。
みんなに私の実力を自慢したいという思いが溢れていた。

フェルゼンはそんなアイの様子をみて、補助に徹しようと心に決めた。
アイが楽しむのが最優先である。本当はアイに良い所見せたいが我慢我慢。

3人はヘッドセットと武器となる機械をそれぞれ選び戦闘用空間に入った。
ちなみに3人ともスマホAIさんをオンにして、戦闘補助を設定していた。

案内員
『それでは!戦闘を開始します。3.2.1ファイト!』

巨大なドラゴンが現れた!
アイは真っ先に攻撃を仕掛ける。
ザシュッあまりダメージが入らない。
アイ
『そうか、急所を狙わないとね。うふふ。』

アーニャ
『アイすごーい!回復は任せてね!』
アーニャは自信満々で言った。まだ何もしていないが。だがアーニャ実は縁の下の力持ち、回復量はピカイチなのである。

アイ
『もちろん!頼りにしてるよ、アーニャ。』

フェルゼン
『二人共、攻撃が来ますよ!!』

ドラゴンが尻尾を振り回す。
三人は避けたり跳んだりしてかわした。

すかさずドラゴンはブレスを吐いた。
アイ
『やばっ!』
アイはドラゴンの1番近くにいた。

AI
『フェルゼン様、瞬間移動を使いますか?』
フェルゼン
『もちろん!』
フェルゼンは瞬間移動でアイの前に入り盾でブレスをガードした。が、しかし多少のダメージが入った。
アイはブレスの一瞬の隙をついて、ドラゴンの目を攻撃。
ドラゴンは目を攻撃されて視界を失い戸惑う。

アイ
『アーニャ!フェルゼンの回復よろしく!』

アーニャはフェルゼンを回復した。
アーニャ
『回復したからさっさとアイのもとに行ってら!』

アーニャはフェルゼンをアイの元にドンっと押した。

フェルゼン
『アーニャさん何気に僕の扱い雑ですね。』
アーニャ
『うるさい、さっさと行ってら!』
フェルゼン
『はい。』

フェルゼンは気を取り直しアイの補助に向かった。
アイ
『フェルゼン遅い!なんかこのドラゴンしぶといんですけど!疲れそう!』

フェルゼン
『じゃあこれで終わりましょうか。』

フェルゼンは剣でスラッシュを決めた。
バシュバシュと大きくダメージが入った。

アイ
『何それ!そんな攻撃知らない!』

フェルゼンはちょっと自慢げに説明した。
『ゲームなのでこういう時の技があるのですよ。』

アイは悔しくなってフェルゼンの耳を掴んで言った。
アイ
『それを先に言いなさいよ!』
フェルゼン
『すいません!い、痛い。』

こうして楽しい一日が過ぎていった。


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