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❏もういちど読みたい記事

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もういちどと言わずなんどでも読みたい。
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#写真

生活介護での月に一度のアート活動の日!「仮面を作って写真撮影をしよう!」

10月末、当法人の生活介護のご利用者さんを対象とした、外部講師の絵画教室アトリエe.f.t.様との月に一度のアート活動でした。 今回の制作テーマは、いつもと少し違った「仮面を作って写真撮影をしよう!」です。 文房具や装飾品、日用品など、ありとあらゆる素材を貼り付けながら立体的な仮面を作り、その仮面を身につけてみんなで屋上へ上がって格好いい写真を撮影するといった作品制作です。 仮面の土台を手に取り、机に広げられた様々な素材を見ながらどれを使おうかと、皆さんそれぞれ考えられ

廃工場のなかで思う

針工場というアート作品に触れてきました。 時代の変遷の中で役目を終えた、針工場。 船を作る計画が頓挫して用途がなくなったまま30年が経過した、宇和島の船の木型。 針工場跡地に、その船の木型を据え付けたインスタレーション。 豊島の家浦岡集落にて、平成を迎える手前で閉じられたメリヤス針の製造工場跡。そこに設置されたのは、宇和島の造船所にて一度も本来の役目を果たすことなく約30年間放置されていた、鯛網漁船の船体用の木型です。 別々の記憶を背負った2つの存在が、アーティストを通

写真展出展のドキドキは、まるで恋をしているようだ?! ~後編~

「この時この瞬間に恋をする!」 フォトグラファーのYui Mitukiです。 前回は、写真展出展までのお話でしたが、今回は、展示会場でお会いした方達のエピソードです。 写真を撮ることも好きですが、展示会場では、色々な方のドラマを感じるのも、また、楽しみの1つです。 もし、よろしければ、前回の記事もこちらでご覧ください。 https://note.com/yuimituki/n/ne5b9590e3c62 作品設営時の楽しみ 写真展は、作品を参加者の方と飾るのも楽しみの1

表現の本質

久しぶりにnoteを開いて、流れてくる他人の文章を読んでいて、ハタと気づきました。 「全然読めない」(笑) 面白くなさ過ぎて、5行と読めない感じです。 もちろん全部ではありません。面白い記事もたくさんあります。 しかし同じくらいの多くの記事が、面白くなさ過ぎて全然読み進めることができませんでした。 「あれ、これって自分の記事にもいえること?」 自分の記事も、他人からしたら面白くなさ過ぎて、全然読めないのかもしれない。 その可能性に、今初めて気づきました。(笑)

「坊っちゃん文学賞」に落ちたショートショート。落選文学と名付けて発表!

世界で知らない人はいない気がする、モネ等印象派の画家たち。ご存知だろうか、実は彼ら、当時の画家の登竜門とでも呼ぶべき権威ある公式展覧会「サロン」への落選を繰り返していた。 どの画家もサロンへの入選を目指していた時代において、彼らは1874年、サロンに落選していた画家たち皆でグループ展を開催。のちに印象派展と呼ばれるようになったが、要は落選展である。別に拗ねているわけでも、開き直っているわけでもない。落選はしたものの、自分たちの作品を信じて愛していただけのことだ。それが、今の

手帳類図書室に行ってきた話

手帳とは、ひどく私的で、プライベートなものだと思う。 持ち主が現実でどこに行き、誰と出会い、何をするのかを記入する、それはつまり、持ち主がどのように生きているのかの記録だ。 私は手帳を誰にも見せたくない。 私にとって手帳とは予定を管理するためのノートである以上に、思考を垂れ流すためのツールであるからだ。 高校生時代から10年間弱、1日1ページタイプの手帳を使っているが、悲しくてやりきれないことも、恥ずかしい野望も、誰にも言えない秘密も、全てを手帳には打ち明けてきた。手帳はカ