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マガジン

  • ちょこっとネットワーク技術

    仕事で役に立つかも知れない、ちょっとしたTIPSや技術を解説した記事をまとめています。

  • Tera Termマクロ

    はじめてTera Termマクロを書く方や仕事でTera Termマクロを活用したい方に向けてネットワークエンジニアがTera Termマクロ作成や活用のノウハウをお伝えします。

最近の記事

IPアドレス・サブネットを計算する方法

ネットワークエンジニアであればIPアドレスからサブネットアドレスをパッと計算できると便利な場面が多々あるでしょう。ルーティングテーブルを見てアドレスの範囲を計算しなければいけない場面もあるはずです。 そんな方に向けて、誰でも簡単にサブネット計算を行う方法を解説します。 これだけは暗記して欲しいリスト計算を始める前にビット数と表現できる数の組み合わせを暗記してください。数は多くありません。 ネットワークアドレスの求め方計算方法を細かく書いても分かりづらくなるので、実際にネ

    • リセットパケットを投げたのは誰だ?

      ネットワーク接続作業を行うと毎回のように何らかの問題が発生します。 pingは通るのに対向先のネットワーク機器にTCPコネクションが張れない、通信が突然切断された、そんな経験をしたことはありませんか?そういった事態に遭遇したとき、本記事がトラブルの元を突き止める手段のひとつとして参考になれば幸いです。 パケットキャプチャで原因を探る問題発生の状況として、サーバーへpingは通るけれどssh接続ができない状態を想定します。 このような場合、次のような原因が考えられます。

      • xSSH - インフラエンジニア向けログ取得ツールの個人向け割引販売を開始しました

        弊社(ネットウィズ合同会社)はLinuxで動作する「xSSH Professional」というログ取得ツールを販売しています。 これまでxSSH Professionalのご提供は法人様向に限定しておりましたが、個人事業主様からの購入希望依頼を多数頂いているため、2024年3月12日より個人向けの販売を開始しました。 また、ご購入しやすいよう、個人様向けに限り大幅に割り引きした価格でご提供することを決定しました。 xSSHとはどんなツール?xSSHはLinux(amd6

        有料
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        • Tera Term strftimeフォーマット チートシート

          最新情報は次の記事ごご覧ください。 https://blog.netwiz.co.jp/teraterm-strftime-format/

        IPアドレス・サブネットを計算する方法

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        記事

          Tera Termを快適に使うためのおすすめフォント

          フォントを変える必要性Tera TermのデフォルトフォントはO(オー)と0(ゼロ)の違いなど紛らわしい文字の判別に苦しみます。そのため、視認性の高いプログラミング用のフォントを使うとTera Termがかなり使いやすくなります。 わたしが利用しているTera Termのおすすめフォント色々なフォントをインストールして使い心地を試した結果、わたしが最もしっくりきているのは、次のフォントです。 Myrica (ミリカ) https://myrica.estable.jp

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          【Tera Term 5対応】作業ミスを防ぐTera Termのおすすめ設定

          作業を効率良く、より安全確実に、より便利に使うためにわたしが実際に行っているTera Termの設定を紹介します。設定はTera Termから変更できるものと設定ファイル(TERATERM.INI)を直接編集する必要があるものと別れているので、それぞれ解説します。 Tera Termで設定変更する右クリックでの貼り付けを無効にする(おすすめ) DisablePasteMouseRButton=on Tera Termを使う際は右クリックによる貼り付けを無効化する事をおす

          【Tera Term 5対応】作業ミスを防ぐTera Termのおすすめ設定

          Tera Termマクロでファイルの存在を確認する方法

          マクロ実行時にファイルが存在するのか確認したい場合があります。今回はファイルが存在するのかマクロで確認する方法を解説します。 ファイルステータスを取得するコマンドfilestatはTera Term 4.66以降で使用できるコマンドです。このコマンドは、ファイルのサイズや最終変更時刻、ドライブ番号を取得します。 使い方は次のようになります。 filestat <filename> <size> [<mtime>] [<drive>] filenameにステータスを

          Tera Termマクロでファイルの存在を確認する方法

          Tera Termマクロで正規表現を使う方法

          TeraTermマクロはwaitregexなどいくつかのTTLコマンドで正規表現を使うことができます。正規表現により、より柔軟なマクロを書くことができるようになります。 正規表現とは正規表現とは文字列の集合をひとつの文字列で表現するものです。たとえばアルファベットの集合なら[a-zA-Z]と表現する事ができます。 このようにある文字列をひとつの文字列で表現する事により柔軟に特定の文字列にマッチさせる事ができるようになります。 正規表現に対応したTTLコマンド strm

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          Tera Termマクロでサブルーチンを使う方法

          TeraTermマクロはラベルを付けることによってサブルーチンを定義できます。 サブルーチンを定義するためには、次のように書きます。 call sub1end:sub1messagebox "sub1" "sub1がcallされました" 先頭にコロン(:)を付けた文字列はラベルとして認識されます。このラベルを付けたサブルーチンをcallで呼び出します。 サブルーチンはreturnで明示的に呼び出し元へ戻る必要があります。たとえば次のようにするとどうなるでしょうか? c

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          Tera Termマクロ文字列処理についてのまとめ

          TeraTermマクロでは文字列処理を頻繁に使います。そこで、Tera Termマクロによる文字列処理に焦点あてて解説します。 文字列の長さを調べる文字列の長さは strlen で調べます。結果はシステム変数 result へ格納されます。 line = 'abc'strlen line 上記のマクロを実行すると、システム変数 result には「3」が格納されます。strlenはバイト単位で長さを返すので、日本語のような2バイト文字では注意が必要です。 line =

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          Tera Termマクロで文字列が一致するか調べる方法

          文字列を比較するために用意されているTTLコマンドは3つあります。 strcompare strmatch strscan それぞれ用途が異なるコマンドですので、コマンドごとの特徴と使い方について解説していきます。 strcomparestrcompareは2つの文字列を符号なし整数のバイト列とみなして比較します。文字列を大小関係で比較するため、文字列が同一であるか確認するために使います。 比較の方法 strcompare 文字列1 文字列2 strcomp

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          Tera Termマクロでscpによるファイル転送をする方法

          scp(Secure Copy)は、昔Unixで使われていたrcp(Remote Copy)の代替で、ファイルを安全に送受信するためのプロトコルです。 Tera Termマクロでscpを使うことにより、簡単で安全にファイルの送受信を行うことができるようになります。 scpでファイルを送信するscpでローカルファイルをリモートホストへ送信するためには、まず最初にsshでログインする必要があります。ログイン後、コマンドでローカルファイルをリモートホストへ送信します。 ローカル

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          TeraTermマクロ実行時にキーボード入力を抑制する方法

          構築や試験中、TeraTermマクロを動かしながら別の作業をしていたら不意にTeraTermマクロのウィンドウがアクティブになり誤ってキー入力してしまったことはありませんか? 基本的にマクロを動かしている時はじっとしているのが一番ですが、誰しも間違いはあるものです。 特に他人にTeraTermマクロを使わせる場合、そのようなトラブルを未然に防ぐためにキーボード入力を抑制する、というのはひとつの策と言えます。 キーボード入力抑制の方法キーボード入力を抑制するためには e

          TeraTermマクロ実行時にキーボード入力を抑制する方法

          Tera Termマクロで終了コードを設定する方法

          バッチファイルで大量のTeraTermマクロを処理したり、タスクで自動実行させる場合にエラーが発生したことを知るにはどうすればいいでしょうか? そんな時は、エラーが発生した際に終了コードを設定してTeraTermマクロが正常終了したのか否か、エラー原因が何なのか通知するとより便利になります。 終了コードの設定方法TTLコマンドのsetexitcodeを使用すると、TeraTermマクロの終了コードを設定する事ができます。setexitcodeは次のように使用します。 s

          Tera Termマクロで終了コードを設定する方法

          Tera Termマクロをバッチファイルから実行する方法

          Tera Termマクロを実行する方法は3つあります。 マクロファイルをダブルクリックして実行する。 Tera Termの[コントロール]-[マクロ]からマクロを実行する。 コマンドラインからttpmacro.exeを実行し、引数にマクロファイルを指定してマクロを実行する。 今回は3番目の「コマンドラインからttpmacro.exeを実行」する方法について解説し、その後バッチファイルにコマンドを記載して実行する方法について解説します。 Tera Termマクロをバ

          Tera Termマクロをバッチファイルから実行する方法

          Tera Termマクロでリストボックスを使う方法

          リストボックスを使うと複数の選択肢からひとつをユーザーに選ばせて処理を進めることができるようになります。 リストボックスの使い方listboxというTTLコマンドによりリストボックスを使うことが出来ます。 listbox 'リストボックスに表示する文字列' 'タイトル' リストの文字配列 戻り値はシステム変数resultに格納されます。resultの値はユーザーが選択した文字配列の添字になり、もしもキャンセルされた場合はresultに「-1」が格納されます。 たとえば3

          Tera Termマクロでリストボックスを使う方法