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【作詞】過弛緩世界

揺蕩う常識と
既成概念語る建前
皆様上品で右から左へ列をなす

邪推と謳った言の葉
麻酔で誤魔化す
決意ってそんなのはたらればさ
その嘘が

精神擦って掃き溜めへって
歴史は万事繰り返すってさぁ
はにかむ

過弛緩世界
寸分違わずできたフェイク
それでいいならさ
塞ぎ込めその事実を

逃げ出す興味
失念したまま置いた懐疑
それがいいならさ
0と1に任せとけ

歴史の聖人と
経験の犬となる愚者たち
どちらも存外に飛花落葉の意を示す

またねと放った心理を
数理で紐解く
溺れて沈むその狭間
その刹那

能ある鷹は爪隠すって
能ありすぎて隠せないってさ
匙投げて

価値観瓦解
修正不可能な亀裂でさえ
これでいいならさ
かき鳴らせその思想を

溶け出す作為
見てないふりだけが得意技
これがいいならさ
威を借る狐となろう

傘の海に重なる雨音
水溜りに響く生活
若緑の木々に問いただす
咳をしても時は経ってく

探したあの頃の正しさを
塞いだあの時の傷口を

過弛緩世界
寸分違わずできたフェイク
それでいいならさ
塞ぎ込めその事実を

溶け出す作為
見てないふりだけが得意技
これがいいならさ
威を借る狐となろう

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