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ドラッグストアで時代の変化を感じた

ちょっとセンシティブな話をする(知らんけど)。

仕事帰りに駅中のドラッグストアに寄って、特に何を買うという目的もなく(前回本屋でも目的なくさまよってたなわたし…)、ぐるぐると店内を練り歩いていたらいつの間にか生理用品のコーナーに辿り着いていた。
ああ、生理用品のコーナーに来ちゃった、と思って商品棚をザァーっと流し見したら、なんか棒みたいなのだったり玉みたいなのだったりするカラフルなプラスチックに目が止まった。マッサージ機…?いや、これって…と、今度はちゃんと商品棚を見ると『セルフプレジャー』の文字。…だよね???

こんなに堂々とドラッグストアの売り場に置かれる日が来るとは…って感じで感心してしまった。そういえば、生理が始まったくらいに性の目覚めだか、ただ単に性欲が強かったんだかわからないけど、アダルトグッズが欲しい!使ってみたい!などと悶々悶々と考えたこと、あったよな〜〜。と懐かしい気持ちになった。当時未成年の女には値段や入手経路を含め簡単には手に入らないものだからと泣く泣く諦めたことを思い出した。

いい時代になった。日本の夜明けぜよ。と思うのと同時に、でもな〜、と思う自分もいる。女性が性を楽しむのは恥ずかしいという気持ちが残念ながらわたしの中にはある。本当は隠したくないし恥ずかしいとも思いたくないのだけど、どうしてもその手の会話になると蓋をしてしまう。セルフプレジャーグッズをレジに持っていきたくない。それを買うことや使うことを他人に知られたくない。と思ってしまう。こういうのは誰にも見つからないところでこっそりがいい。(これって性癖を披露しちゃってることになるんだろうか…)

今の若い人は〜とか言う話もあんまりしたくないけれど、同世代の友だちはわたしと近い感覚の人が大分多いと思う。令和の若い女性たち、それこそ中学生とか高校生には、わたしたちのこの躊躇いや恥ずかしさみたいなものは全くないのかなとシンプルに疑問。こうしてドラッグストアに置かれていたところで買いやすいのかな?って。どう思う世の女性たち。

昔から、TENGAは堂々と置いてあるのになぜ女性用のは置かれないんだ!なんで女性はAVの話で盛り上がれないんだ!って陰ながら憤っていたにも関わらず、いざ需要と供給が合う時代になったら、いや、、待って、、そうじゃない。ってなる自分ってなんなんだ。
度々時代のせいにしたり、教育のせいにしたりしてきたけど、こんなのは自分の心の持ちようでしかない。自分で自分を解放してあげればいいだけなのだ。それでこそセルフプレジャーじゃん!(違う)
未だに欲しいな、使ってみたいなと言う気持ちは実はあるんだけれど(思春期の時のように悶々とはしないが)、結局歯磨き粉とmanyoの美容液だけを買って、また自分の欲に蓋をしてしまったことに少しだけガッカリしながら帰った。

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