読書感想文002 夜行
夜行 森見登美彦
2016年10月発行 小学館
"てぃっくとっく"で流れ着いた心理テストの動画によると、私の霊感はゼロ%なので闇に潜む異形の気配どころか、何らかの親切で後ろから声をかけてくれたひとの気配すらわからないのだそうだ。
ひとは自分に無いものに憧れるものかも知れない。
わたしは子供の頃からおばけの手合に興味津々だった。
その癖、何たらレンジャイの怪人が怖くて特撮ヒーローを避けていたのだからおかしい。
さぞ様子のおかしい子供だっただろう。
とにかく怪談とか、おばけの