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アメリカ大富豪の豪勢な暮らしぶりを垣間見ることができるハンティントンライブラリー

カリフォルニアの植物園、美術館、そして歴史的価値のある蔵書がたくさんある図書館として有名な、ハンティントン図書館に昨年に行ってきました。


コロナということもあって、図書館や美術館の一部は室内ということもあり、残念ながら閉鎖中だったので、ハンティントン図書館で最も有名な植物園を中心に見て回りました。

鉄道王といわれた実業家ヘンリー・E・ハンティントンが1903年に購入した邸宅だった建物で、1919年にハンティントン夫妻は私有地を公的機関に変え、膨大なコレクションを「公共の福祉を促進するために」利用できるようにしたとのこと。

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ヘンリー・E・ハンティントンの死後、1928年から一般公開されました。

それ以来100年近くに渡り成長し、人文科学、芸術、植物科学を支援および促進する国際的に有名なコレクションベースの非営利団体になりました。

図書館は、英国の中世の写本の世界最大のコレクションの1つと数えられていて、その他にも米国歴代大統領リンカーン、ワシントン、ジェファーソンの広範な所蔵品や、フランクリンの自伝の元の原稿なども所蔵されています。

この図書館が所蔵する本の数は600万冊以上で、ほとんどが歴史的にも素晴らしい価値のあるものなので、一般公開されているものもあるけども、ほとんどは制限がかけられているとのことでした。

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ハンティントン砂漠庭園は、ヘンリー・ハンティントンと庭園の責任者ウィリアム・ハートリッチが、北米、中米、南米の各地を旅して収集したもので、世界で最大かつ最古のサボテンや他の多肉植物の庭園の1つです。

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その他にも、世界中から収集された珍しい植物で構成されたさまざまなテーマ、オーストラリアガーデン、カメリア・コレクション、日本庭園、中国庭園やシェークスピアガーデンなどがあります。


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ここは本当に広いので、植物園を見て回るだけでも半日以上かかりますが、ロスアンゼルスに遊びにきた際には是非きてもらいたい場所。

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日本庭園へは竹林の小径を通り抜けた奥にある。

竹林を歩くと清々しい気持ちになって心が浄化されるよう…

竹林を通り抜けるとそこには日本家屋が。

この日本家屋は日本で建てられたもので、1904年頃に商業用庭園としてカリフォルニア州のパサデナ市に運ばれた後、1911年にハンティントンによって購入。

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そして、清風庵と呼ばれる茶屋も。この茶屋は1960年代に京都で建てられ、パサデナ寺からハンティントンに寄贈された。 2010年には、京都を拠点とする建築家の中村義明(父が元の構造を建てた)の監督の下、修復のために日本へ。 その後、サンマリノ市に返送され、入念に組み立て直されました。

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夜にはGriffith Observatory (グリフィス天文台)へ。グリフィス天文台に入ったらすぐにたくさんの白い旗が芝生一面に敷かれている。

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この白い旗は、ロスアンゼルス郡内でコロナで亡くなった人たちの数と同じだけあるそう。あまりの多さにただ驚くだけ。力強いメッセージが静粛さの中に感じ取られ、ただ敬服の念に堪えない。

もちろんここから眺めるロスアンゼルスの眺めは素晴らしい。


ロスアンゼルスの喧騒から離れた場所にあるこの二つの場所。

ロスアンゼルスのイメージからかけ離れたハンティングトン図書館そしてグリフィス天文台、それでもやはりロスアンゼルスを思わせる素敵な場所でした。



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