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野鳥に配慮したササ刈りを実施中


先日、森の中に遊歩道を作るにあたって、藪の中で営巣しているかもしれない野鳥にどういった配慮をしたら良いか、他の方の意見を聞きたくポストした内容です。
鳥の巣ってどこにあると思います?木の枝、幹に掘った穴、軒下の人工物に泥を固めて作ったもの、といったものが分かりやすいと思いますが、鳥の種類によって巣を作る場所は実に様々で、笹薮の中に巣を作るものもいます。

その筆頭がウグイス。ウグイスは基本的に目立つ場所には出てこず、藪の中で生活をしていて、巣もササの稈(かん:茎に見える所)に植物の葉を重ね合わせて作ります。

ヤブサメはウグイス以上に藪の中から出てこない生活をしていて、ウグイスよりも地面近くで行動していることが多い鳥です。こちらは、木やササの根本、斜面の窪んだ所などに巣を作ります。
ササ刈りをするということは、この鳥たちの繁殖地に入って作業するということなので、ヘタをすれば巣を破壊してしまう心配があります。そこで募ったのが上記のポストです。
リプライを見ると、やはり、これから刈るルートを藪漕ぎしながら営巣していないか確認し、近距離でさえずり(※さえずりは、オスのみが出す声で主に求愛と縄張り宣言です)が聞こえたら要注意。営巣している可能性が高いのでルートの再考が望ましい、今の所はそんな結論です。
もとからある道でササが伸びてきたから刈るのとは違い、一から藪を刈って道をつけるので、繁殖中の巣を直撃する可能性はあります。仕事柄、あちこちの山で藪漕ぎをしてきて、ウグイスの巣を見たことは一度しかありませんので、確率は低いと思いますが、破壊してからでは遅いので念には念のため。
いったん藪漕ぎして確認を済ませてから、刈払機で刈っていく。刈払機を操作する技術は一年生(笑)中々時間がかかりますが、この方法で残り850mのササ刈り、がんばります。


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