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株式会社カルチベートについて

プロフィールのところにも書いていますが、ヘイ株式会社で STORES 決済 のプロダクトマネージャをしながら、  2021年5月に 株式会社カルチベートという自分の会社を立ち上げました。今日はその話です。

カルチベートてなに?

ヘイはお商売をするオーナーさんたちを支える「業務支援」の事業ですが、カルチべートは全然違う領域で「子供向けの教育」の領域になります。

この会社でやろうとしていることを2つの文章を引用することで説明します。

“日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記していることでなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。

~ 中略 ~

全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!”

~ 正義と微笑 / 太宰治 ~

“学べば学ぶほど自分がどれだけ無知であるかを思い知らされる。自分の無知に気付けば気付くほど、より一層学びたくなる。”

“大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。”

~ Albert Einstein ~

我々がやろうとしているのは、子供の 「探究心をカルチベートする」ことです。

カルチベートの単純な意味は「耕す」ですが、耕すといっても、本当に畑を耕すわけではありません。耕すのは子供たちの探究心・好奇心です。

土づくり。農業において最も大切なことの一つ。

作物を育てようとするとき、いきなり種をまき、水をやっても作物が成長することはありません。土が硬いと、根を張ることができないからですね。そのため、まずいちばん大事なことは「土をほっこほこにすること」です。

私は、子供の教育においても、同じことが言えると考えています。学校の成績を上げよう、知識を身につけようと思っても、まず、その土壌ができていない限り、それを実現することはなかなか困難です。

では、「ほっこほこの土」とはなにか。

それは、「あらゆるものごとに興味を持っている状態」だと考えています。

これまで教育現場で盛んに行われてきたのは「種まき」「水やり」です。塾はさしずめ「肥料」でしょうか。これだけでは強い根を張ることはできず、良い作物も実りにくいでしょう。

そこで我々はこの会社の活動を通して、子供という畑の土を耕す(=カルチベートする)ことで、その準備をお手伝いできたらと思っています。

EdTechが叫ばれて久しいです。世の中にはとても優れた「種」「水」「肥料」のプロダクトがあります。これらは必要なものであり、否定するものではありません。私自身、公式の丸暗記や受験などを経て今があります。通信教育も予備校も大変お世話になりました。

カルチベートでは、世の中にある数々のプレイヤたちと一緒に、子どもたちの未来を作っていきたいと考えています。私たちはその世界観の中で、子どもたちが「あらゆることに興味を持ち、自分で調べ、深ぼっていける」そんな状態を作る部分を担当したいと考えています。

これからについて

じゃあ、実際になにをやっているのか、どんなプロダクトがあるのか、など、いくつか小出しに書いていきたいと考えています。とはいえ、一つ一つの記事があまり長くなるのもあれなので、一旦一発目の紹介はこのくらいで。


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