自担が結婚した
自担と違って文章を書くことが超絶苦手な私がまさかnoteを書こうと思う日がくるとは思ってもなかったよ。
それも自担の結婚をきっかけに。
2024年3月3日、ひなまつりのお昼に、
私のたった一人の自担、加藤シゲアキさんが結婚を発表した。
純粋に、嬉しかった。自分でも驚くくらいすんなりと口から「おめでとう!」って出てた。本当に良かったね、幸せになってねって思えた。
心からそう思えたのは、今までアイドルとファンの関係性を通して、たくさん幸せにしてもらったからだと思う。
自担はいつか結婚するだろうなって思ってた。
別に結婚願望あるとか言ってたわけじゃないけど、自分の家族の話をしてくれるとき、いつもあたたかく美しい言葉で語ってくれていたから、きっといつかそんな日が来るのだろうと。
そしてもしそのいつかが来た時、私はどうするんだろうって何度も何度も考えた。
おめでとうは心から言える自信があった。それは、自担が選んだ相手なら絶対大丈夫っしょー!って勝手に信頼してたから(笑)
でも、きっと泣いちゃうだろうなって思った。
小学生の頃から早10年、推し続けてきたたった一人のアイドル。人生の半分近く加藤担として生きてきた。寂しいに決まってるじゃん。絶対泣いちゃうよね。だからこういう話題になった時はいつも、オタク友達たちには「自担が結婚したら焼肉行こー!祝杯をあげて、私のことも慰めてくれー!」って言ってた。
まぁでも、いくらシミュレーションしたってその “いつか” が来なきゃわかんないよねーって。
予想外だったのは、結婚報告の文書でますます自担のこと大好きなっちゃったこと。ファンにむけた文書、あまりにも優しすぎるし愛に溢れていて、文句のつけどころがない。てか、発表するまで一切情報漏れなかったのすごくない?恋人の影なんて1ミリも感じなかったよ…親友の勝地さんの影、いやもはや光しか感じなかったのに…()
いや〜〜〜〜本当に最強で最高の天才的なアイドル様じゃん。マジで誇り。全世界に自慢したい。完璧すぎる。マジで𝑳𝑶𝑽𝑬___
の気持ちで溢れかえっちゃって、お祝いのケーキまで買っちゃった(強)
自担が結婚した、実感がもてなかった。
あまりにも現実味がなくて、自担が結婚した事実に対して、悲しみや寂しさを感じる領域までいかなかった。
結婚した実感がないのは、御相手の情報が一切明かされてないからっていうのが大きい。それは相手の方を守ることが目的であることに間違いないけど、結果的にファンが傷つかないようにしてくれてるのかなと。自惚れかもしれないけど、これまでも他人でしかないファンに対していつだって誠実に向き合ってくれてまっすぐぶつかってきてくれて愛情を惜しむことなく与え続けてくれたから。
だから実感できないのは、自担の優しさゆえなのかなって。ファンの都合のよすぎる勘違いと言ってもらってかまわない、ファンにこう思わせてる時点で花丸満点のアイドルですから。
私は、自担のことをもちろん一人の人間として尊敬しているけど、大前提アイドルである自担に惚れてアイドルである自担を愛している感覚があった。
加藤シゲアキは加藤シゲアキとしてタレントとしての夢を叶えてほしいし、一方で加藤成亮は加藤成亮としての一人の人間としての幸せを掴んでほしい。 と本気で思ってたし、今も思ってる。
私が自担に出逢ったときは、もう改名していたしすでに作家としても活動していたってのもあったからその違いみたいなのが潜在的にあって(あくまで私個人の場合)、私が惚れて好きになったのは前者のアイドル・加藤シゲアキだから、アイドルとしてファンのこと幸せにしてくれれば、言い方悪いかもだけどバレなきゃ恋愛でもなんでも好きなことしてかまわんよって思ってた。
なんだろう、推しながらも心のどこかで結局どこまでいっても偶像でしかないって思ってたのかな。
以前、自担がアイドルとファンの関係について隔たりがあるぶん優しくできる的なことを言っていたけど、あれがめちゃくちゃしっくりきたというか。
だから私も、自担と自分はアイドルとファンの距離感を弁えて応援してきたつもりだった。
だけど、結婚発表から数日経ち、自分の気持ちが整理されていくにつれて “変わっていくことへの不安” を感じるようになった。
自担は、変わらないでいてくれた。結婚発表後に更新したSNSやwebはいつも通りだった。変わらないでいようとしてくれる優しさ、垣間見えるファンへの気遣い(ってことにさせてください)に救われた。
変わってしまったのは、私のほう。
おめでとう、幸せになってねの気持ちでいっぱいなのに、自担は変わらないでいようとしてくれているのに、これまで推してきた約10年の私から見た自担と、3月3日12時を境に私から見る自担とでは、“まったく同じとはいえない” と感じるようになってしまった。具体的に何処に違いがあるのか、自分でもよくわからない、けど、私が10年間愛していた自担にはもう二度と会えないのだと思うと、寂しい。
なによりも、自分の自担に対する見方が変わってしまっていたことがとてもつらい。もう今までとまったく同じように推せないって思ってしまってつらい。無条件に愛することができたあの時に戻りたい。
本当に勝手なことばっかり言ってごめん。
でもね、結婚してほしくなかった!とか、ましてや好きになんてならなきゃよかった!とはまったく思わないよ。
10年前から今も変わらないことがあって、それは、自担にはずっと幸せでいてほしいって心から願っていること。綺麗事って思うかもしれないけど、私にとって自担は希望の光そのもので、これまで抱えきれないほどの愛情と幸せをもらってきたから。だから、いつまでも幸せでいてほしいって思ってる。
アイドルがゆえに諦めなきゃいけない夢、それこそ結婚することや幸せな家庭を築くことを夢見てるならそれがファンのせいで叶わないような、ファンが足枷になるようなことは、それだけは絶対に嫌だなって思ってた。
いつかアイドル・加藤シゲアキの命が尽き果てたとしてもその前からもその先も続いている一人の人間としての加藤成亮としての人生が、たとえ私が一切見ることも聞くことも知ることができない世界の話だとしても、自分の人生が幸せな人生だって思ってほしいしずっと笑っていてほしいって、マジでオタクのエゴでしかないけど本気で思ってる。だって私にとって、たった一人の特別な、大好きで大切な自担だから。
私はどうしようもない人間だから、変化というものをおそれて過去に縋ってしまうけど、でも自担はきっともっともっと素敵な人になって、魅力的なアイドルになっていくってことは、出逢ってから今日まで全力で応援し続けたからこそ確信してる。
変わっていくことも変わらないこともすべてまるっと愛したいな。
世界で一番大好きで大切な加藤シゲアキさん、ご結婚おめでとうございます。
あなたに出逢えて、私はとっても幸せです。
あなたのファンにしてくれてありがとう。
心の底から、あなたの幸せを願っています。