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12. 平等じゃなくて公平にいこうぜっ

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世の中生きづらくなったよなあ。

毎日のようにフェミニスト(女権拡張論者)が、男女平等でない部分を「男尊女卑だ!」とひたすら嘆き・批判し、それに対してマスキュリスト(男性差別撤廃を主張する人たち、⇔フェミニスト)が過剰に反応し、「いやいや女尊男卑だ!」と批判する。そんなやり取りであふれたソーシャルネットワーク上にはうんざりする。正直どっちもどっち。頭が悪すぎる。そもそもの主張の方向性がお互い間違っていることに早く気付いてほしい。

もちろんそんなのは全体のSNS利用者の一部なのだが過度に拡散されるためよく目にしてしまう。

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先日オリンピック界隈の森会長が「女性がたくさんいる会議は時間がかかる」と発言し、失言として報道され炎上、辞職に追い込まれた。別に失言した会長を擁護するわけでは全くないけど、個人的な感覚では「この発言ダメなのか~まじか~まあ多少エッジが利き過ぎかなあw」くらいに思ったのも事実で。

「女性は○○だからな~/男性は○○だからな~」みたいな発言が許されない世界。いつからこの世界はそんな世界線に移動してしまったのだろうか。さすがに寛容さがなくなりすぎやしないか。

まあ自分はすっごく失言が多いし誤解されがちなストレートな表現を多用するので反省すべき対象であることは自覚しているけども。にしてもね。

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そもそもね。男女なんて同じ人間でも全然違う生き物なのです。全然違う生き物だから違いがあって当たり前。男性の方が得意なこともあれば、女性の方が得意なこともある。運動能力もそう、思考回路もそう、たぶんお勉強の能力もきっとそう、絶対男女ごとに差があり、それぞれの特徴があるでしょう。その差がある中で生きているわけだから、当然文化にも多少影響は出てくる。

会社の中で女性役員が少ないから女性を役員に登用しろ? そりゃ会社には圧倒的に男性の方が多いのだから役員に男性の方が多いのは当たり前だし、本来役員にならなかった人材をわざわざ役員にして平等にする方がおかしいと思う。女性目線でも考えられる優秀な人材(男女問わず)を登用すべきであるだけ。

女性専用車両があるのに男性専用車両がない? 痴漢などが起きて女性は力の差などで抵抗できない怖い思いをする可能性があるから専用車両で分けているんでしょ。それにわざわざ汗臭い男性専用車両に乗りたくないよ。

産休などで休んだ女性は昇級しにくい? 可哀想だなとは思うわけだけど男性は休んでいる間もその会社のために働いているわけで、そういった女性が昇級しにくいのは仕方ないのでは。誤解されそうだからもうちょっと丁寧に書くと、生殖機能的に女性しか子供を産めないので休まざるを得ないわけだからそれは不利だな、って思う、けどそこを是正しだしたらきりがない。貧乏な家庭で育ってまともに勉強する時間もなく育った子供は大学に入るための試験で優遇されるか?されないでしょ。避けようのない確実に不利な条件を強いられても、そこは不利な方が受け入れるしかないのよ。そういう社会。だって有利な条件で生きてきた人も、有利な条件を強いられた(ちょっと表現おかしいけど)わけであって、その条件の中で頑張ってきた努力は評価してあげないといけないから。不利側が同じ土俵に乗る努力をしないといけないのは平等じゃないかもしれないけど仕方ない。

女性は飲み会などで奢られて当たり前がせこい? それはたしかにそうだ(笑)まあでも平均的に食べる量が違うから多少金額に差があるのは仕方ないよね。ただ全額奢るというのは・・・w 意味わからない文化だけど、結局見栄を張りたいというかかっこつけたいだけでしょう。マッチングアプリなどで女性が無料なのは人集めのビジネスだから当たり前だと思うけど、せこいとかいう感情わく人もいるのかな。

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ここで少し余談で、話を会長の失言に戻すが、「女性が多い会議は長い」という主張、個人的にこれは結構的を得ていると思う。(この後を読めばわかると思うが、別に女性批判する意図は全くない。)

1つめの理由は、女性は特徴として良い意味で完璧主義な人が男性より多い気がしていて、男性と比較すると、会議の議論や結論がすんなり出ないことも多く時間がかかるのかなあと思ってて。それも影響しているのかな、と。

次に2つめの理由。今の現代社会は社会人として働く人の割合は確実に男性の方が多い。主婦という選択肢を選ぶ女性も多い中で、仕事をするという選択肢を選んでいる時点で女性はやはりキャリア志向の人も多く、そうなれば当然会議中に思うことや気づくこと、主張したいこともたくさん出てくるだろうから、会議は長くなるよね、と思うわけです。男性にはいやいや働く人もたくさんいてそういう人たちは仕事成果に興味もあまりないから発言しないし、そしたらすんなり会議も終わるでしょう。

あくまで女性が多い会議は時間がかかるのは悪いことじゃなくて特徴。会長の発言の意図は絶対違う!と思う人もいるかもだけど、会長の発言の真意・意図がどういうものであったかは会長しか知らないわけで私たちに知ることができないのだから、これくらいに解釈したら失言だ~~って騒がなくて済むのにな。

今回タイトルにしている「平等じゃなくて公平にいこうぜっ」は"五等分の花嫁"というアニメで主人公の上杉風太郎が、三女・三玖に言った言葉だが、まさにこれだと思う。

四女・四葉が五つ子の中で運動神経が飛びぬけてよいことを嘆いて、鬼ごっこでハンデをつけようとする三玖に対して、「四葉の得意なこと(とそれまでの過程)を否定しているようだからハンデは嫌い、平等じゃなくて公平にいこうぜ」みたいなことを確か言うのだ。(あいまいな記憶)

違いはある。得意なことだって違う。そんな中でその違いや差をどっちに有利・不利と考えてそれを矯正する・平等であろうとする方向性ではなく、その違いをお互い理解し合い尊重し合い受け入れることが大事なのよ。

この世は「違い」だらけだ。男女差もそうだが、それ以外にもっとある。たとえば生まれた家庭の裕福さによって生活水準も変わるし、生まれつきの容姿による差もあるし、生まれた場所が田舎なのか都会なのかで生活様式も変わる。生活水準の差は学力などにも影響するだろうしそうすれば就職先などにも多少影響はもちろんあるだろう。

でもその違いは特徴であって無理に矯正するべきものでもないし、矯正しようとするときりがないし、そこを矯正すると今度は有利な人が損をするというますます歪んだ世界が作り上げられてしまう。お互いが違うことを受け入れ、過度に一部にフォーカスを当てずに視野の広さを持てば、自分にとって「不利な違い」もあれば、「有利な違い」もあることを理解できるはずで、もっと寛容な世界になると思うけどなあ。

さいごに、”五等分の花嫁”についての余談だけど、自分の周りの意見を聞く限り、(わたしにはなぞで理解しがたいが)、5人の中で男の人は殆ど三玖が好きなんだよな。

あれ、もしかしてこれも男の人で括った発言だから失言になるのかな?まあ私には降りる役職もなにもないからいいや。

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