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卵の殻と地殻

気象庁の科学者達のもひとつの忘れ物は、重力の性質です。此処に阪大の物理講義のスライドをコピーしました。ポイントは、中空の球体の内部は無重力と言う点です。

球殻のポテンシャル  力学1 2008/7/18

此の意味する処は、球体で重力が最も強いのは球体の表面で、中心では無い (下図)。つまり、重いマスは外周に向かい、中心に芯 (コア)を形成する事は無い。更に、マグマが地殻の下に存在するという仮説も支持され無い。ブラックホールはアメリカ人の嘘です。

中空の球体による点線上の重力をオレンジんの線で示した。
重力は手書きで計算に基づく値では無い。

星の誕生を考えると、星屑が集まって星を形成する過程では、星屑は重力で引き合い、運動に依る慣性力で離れる。其二つの力がバランスする処で円運動する。同一円軌道上に十分な星屑が集まれば、お互いに結合し地殻を形成し星に成ると仮定される。此仮定では、星の誕生時、星の表面では遠心力と重力は釣り合っている。地球も誕生当時は自転速度が現在より速く、赤道付近での実質的な重力は、今より大分弱かったと考えられる。恐竜等の巨大陸生生物が生存可能だったのは此重力の所以です。

星形成過程の観測研究 (東京大学理学部物理学山本研究室)

地球が現在の自転速度になったのは、他の惑星と衝突し月と分離してからです。オーストラリア固有の哺乳動物を見ると、哺乳動物は此衝突を生き延びた様です。つまり、生物進化的には、此衝突は比較的最近の出来事です。

星屑が、重力と慣性力がバランスする面で集合したのが星とすると、地球の自転速度は重力に比べて遅く非平衡状態なので、地殻には常時ストレスが掛かってると考えられる。此力が地震や火山活動の源です。因みに、地殻の厚みは、分厚い処で数十キロ、薄い処では10キロ程度と言われてます。地球の半径は約6,400キロですから100分の1以下です。卵の殻の厚さが0.3mm、半径3センチとして100分の1ですので同じ位の厚みの比率と考えて良さそうです。

更に、地球の地殻を不安定にしてるのが、前述の惑星との融合です。衝突した惑星は現在の地球の1/3位の大きさで、その地殻が太平洋になった。環太平洋火山帯がその繋ぎ目です。つまり、卵を二つ持ち出して、殻を割って繋いで一つの卵を作ったみたいな感じです。勿論、継ぎ目は不安定なので時々暴れる。地震と火山は気象庁の管轄分野です。

令和6年2月の地震活動及び火山活動について

気象庁

何れにせよ、地殻は人類が期待する程に強固な構造物では無いと考えた方が安全です。例えば中国の四川省の地震は巨大ダムに貯めた水の重みで地殻が割れた為と言われてます。勿論、原子力発電所や地下資源開発も要注意です。

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