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月と起き上がり小法師の類似性

少し前に地球の地殻が、卵の殻と同じ位の厚みだという仮説の説明をしました。此仮説を他の星にも当嵌める事が出来ます。

月は一つの面のみ地球に向けて、反対側は見せ無い事で知られてます。其理由は、起き上がり小法師が転け無いのと同じというのです。つまり、月は球形だけど、片方の面に質量が偏っている。その質量の偏在が、起き上がり小法師の重りの役割をして、常にお尻を地球に向ける様にバランスを取っている。下の図は、月の重力の偏在を示してますが、重力は質量に比例するので、月の地殻の質量の指標と考えられます。

A 1.5 km-resolution gravity field model of the Moon
Author C. Hirt, W.E. Featherstone 
Earth and Planetary Science Letters
Volumes 329–330, 1 May 2012, Pages 22

取り敢えず、地球の重力にも偏在が知られます (参考)。重力の偏在は、地殻の重みの分布が有意に不均一な事を示しており、地殻の奥に大きな質量(コア)が存在する事に関しては否定的です。


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