事故報告書

以前、ヒヤリハット報告書について説明しましたが、今回は事故が起きた時の報告書について説明したいと思います。

事故

交通事故ではありませんが、デイサービスなどの送迎時に車を擦ったりしたら交通事故に当たりますね。

病院や施設でよく見られる事故は転倒転落、針刺し、誤薬、怪我、異食、溺水などがあります。

転倒転落は廊下を歩いていた際に転んだり、寝ぼけてベッドから落ちたり、車椅子からズリ落ちたりした時に記載します。

職員が見ていた、近くにいた、特に外傷はなかったなどは関係なく、転倒転落があった際には必ず報告書を書きます。

この報告書を記載することで、この患者さんは転びやすい、事故が起きやすいと周知することができ、予防するにはどうすれば良いのかを話し合う機会となります。

そのため、報告書にはいつ、どこで、誰が、どのようになっていたのかを正確に記載し、その事故が起きた原因を考え、原因から対応策を考えます。

転倒につながった原因はなんだろう?
筋力が低下している。
病気がある。
認知症がある。
薬の影響により眠気がある。
血圧が変動しやすい。
暗くて良く見えない。
床が濡れていた。
靴を履いていなかった。
などなど

以上のことより、対応策は
筋力アップのためにリハビリをする。
移動は車椅子にする。 
内服を検討する。
認知症改善のため刺激を与える。
眠気が強い時はナースコールを押してもらう。
明かりをつけておく。
床が濡れていたら拭く。
靴を履いてから移動するよう説明していく。
などなどなど

全ての事故には何かしらの原因や要因があるため、その原因や要因を見つけられるようになりましょう。

前に述べたヒヤリ・ハット報告書も上手に活用しましょう。



よろしければサポートお願いします。この費用は看護や介護が必要な人達へ有効に活用していこうと思います