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小声の日記(05/20〜05/26)外に出ていきたい

05/20
しいたけ占いを見るために検索をしたら「しいたけ売らない」と誤変換していた。これは非売品のしいたけです。見たいページはちゃんと検索結果にヒットしていた。

05/21
身体が重たくてサイレントラジオ体操をする。ちょっとスッキリする。

そういえば手術をしてから1年が経っていた。入院前日に妻と夜中までゼルダをやって現実逃避に付き合わせていたことや、入院当日、病院に行くまでの道のりがつらくて泣きそうになったこと、術後、妻に会って朦朧とした頭で考えて言った第一声が「おなかいたいわ〜」で、それに対して妻が放った第一声が「これからもっと痛くなるで」だったことや、窓がなくて朝なのか夜なのかわからないまま、どれだけ時間が経ったのかもわからずただ痛みに耐えていたことを思い出した。 辛い思いをしたからといって何か人生観や考えが変わったわけでもなく、むしろあの感覚を都合よく忘れてのうのうと生きている感じがする。そんなもんか。でも時々思い出して今の暮らしがいかに満たされているのか、ということを噛み締めるようにしていたい。健康に暮らせていてよかったね。

05/22
来月は焙煎を1回だけにしようかな、と迷っているときに注文が立て続けに入って、あれ、これ今のペース継続したほうがいいやつなのか?となった。6月まで2回、7月は暑さがつらいので1回にしようか。

05/23
髪の毛を切りに行く。気がつけば肩まで伸びていて、この長さは今の自分には似合わないかもしれない、となったのだった。その後歩いて珈琲み空まで行き、珈琲と空間を堪能して帰る。現実逃避の日。来月はもっと色んなところに赴いていきたい。

05/24
2ヶ月前に仕込んだドリップバッグが残っていたので試飲してみる。やっぱり少し味は落ちてしまうけれど、ほどよいレベルを維持できていて、やるじゃん、という気持ちになった。
机の上に物が散らかっていたりするとすごく苦しい気持ちになるのだが、これは狭所恐怖症の一環のかなと、豆の発送の準備をしていて思った。身動きが取れなくなってしまうような感覚に陥り、不安になるというか。さっさと片付けないと不快な気持ちに囚われてしまうのだけど、準備は丁寧にやりたいしで、悩ましい。ミニマルに作業ができたらいいのだけども。

05/25
焙煎日。焙煎をするときは参考程度に温度も見ているのだけど、今日はなんだか感覚寄りというか、温度ももちろん見るけれど、焙煎機を回して伝わってくる豆の感触を繊密に確かめながら焼いたような感じがあった。焙煎機から豆を排出する瞬間に「たぶんこういう色で出てくるだろう」と思った通りの色で、今日は冴えとる、と思った。

05/26
試飲、梱包、発送。今回はなんかスムーズに作業ができた。よかった。
発送ついでに書店でBRUTUSを買う。短歌、俳句、詩、歌詞、名言特集のやつ。短歌がおもしろくて読みふけっていた。自分ならば、今どんな一行を選ぶかな〜と思いながら見ていた。 で、探してみてピンときたのはこれだった。

音楽がつまらなくなったという人たちは、音楽をもう聴いていない人たちなのである。

あしたから出版社 | 島田潤一郎

歌詞だと星野源かなあ。

生きてただ生きていて踏まれ潰れた花のようににこやかに中指を

アイデア | 星野源

反抗的なものを想起させるセレクトになってしまった気がする。
探してみて思ったけど、一行だけってなかなか難しい。

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