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小声の日記(05/06〜05/12)誕生日とゼリー

05/06
連休最終日の午前中ならば比較的空いているのではないかと推測して、妻の誕生日プレゼントを求めて街に出た。 目的地は高島屋。お目当ての物も購入できた。
百貨店の1階で物を買うのはなかなか勇気がいる。対応してくださった店員さんはびっくりするくらい肌が白くて、ちゃんとご飯食べてるのかしらと心配になった。気持ちは親戚のおじさんだった。

資料を出して説明を受けている時、資料に視線を落とすべきか相手を見て聞くべきなのか毎度わかならくて困る。資料を見ている時ふいに相手を見ると「アッ、コッチミテル…」と思って資料に目をやり、視線迷子になる。挙動不審だったと思う。

地下で御座候を見つけたので、白あんを2つ買って帰る。帰宅後、妻に「おみやげです」と店のロゴが見えない袋の裏側を見せたら「白?」とだけ聞いてきて、まじか、となった。

05/07
連休明けの仕事。とはいっても土曜日にやっていたのでそこまで期間が空かず、連休明け特有の「ウッ」となる感じはなかった。スムーズに入れた。

アイスコーヒーを淹れるついでに、コーヒーゼリーを少量だけ作ってみる。今年は珈琲だけじゃなく、食べ物も作っていきたい。コーヒーゼリーはもちろんのこと、グラニテ、パフェ、その他焼き菓子等々。コーヒーゼリーは失敗した。

05/08
妻、誕生日。とにかく健やかに長生きしてほしいと思う。

夕飯は良いお肉を買って家で焼き肉をした。部屋ににおいがこもってしまうのが嫌で、キッチンのレンジフード近くに机を移動させて、そこで食べるという新しい試み。誕生日ケーキは移転してからずっと食べる機会を逃してきたKIMURAのホールケーキ。人の誕生日にあやかっている。

誕生日プレゼント、ほんとうはサングラスをあげたかったのだけど間に合わず、古いMicrosoft Wordで作ったような(ワードアートみたいな)交換券を作って渡したらウケていて安堵。と、AVEDAのパドルブラシを渡した。妻の友人からもヘアブラシが届いていて被った。

05/09
なんとなく、どこか停滞しているような感じがあって、なんとももどかしい気持ちになる。豆の売れ行きもこれまでに比べるとよろしくなく、どうにかこの状況を打破していきたい。そういうこともあり、リアルな場での販売の機会というものを探しているが、それはそれで対処療法的な感じがして適切なのか、というところで止まる。

悩んでいてもことは進まないので、静かに読書をすることにした。センスの哲学、利他・ケア・傷の倫理学(2周目)。

05/10
家具、家電、金属類無料で回収します!というチラシが入っていて、今日回収日だったので不要になった物干しのパーツを出した。
銅・スチールは可、ステンレスは不可らしいが、その違いはなんなんだろうかと調べてみると、ステンレスはリサイクルが簡単という記事と、リサイクルは難しいという記事が乱立していて、現代的〜って感じがした。
午前中に回収に来るとのことなので指定された時刻までに捨てに行き、午後ゴミ捨て場を見ると回収されていなかったので家に持って帰った。どうして。

夜、センスの哲学。この文章に救われた気持ちになった。

これは僕の仮説ですが、リズムが面白いという受け止めには、条件がある。それは、予測誤差に対する耐性がある程度できていることだと思います。では、その耐性とは何か。予測が外れたときに、直接的にそれに振り回されないことです。というのは、大きな認識として、「ものごとには予測誤差が起きることもあり、そして、予測が外れてもなんとかなることがほとんどである」というような一種の楽観性ではないでしょうか。つまり、予測誤差を一般化していて、一回の外れにいちいち驚かず、「外れというものがときにはあるな」というざっくりした予測内に収めているわけです。

センスの哲学 | 千葉雅也

05/11
焙煎日。新しく始めたドリップバッグと、今月だけつくるブレンド、本当に注文あるのだろうか?と不安になっていたが、どちらも注文をもらって安心した。今回の焙煎も終始穏やかな心持ちでできて、良かった。身体的には疲れるのだけど、精神的にはエネルギーを充填しているような感じがして、楽しいと思えることをできているのだなと嬉しくなった。

今回は本も買ってもらえて、さらにうれしい。どこかで見かけた「本と人との出会いは案外時間がかかったりします。」という言葉を思い出した。売り切らないと、と焦っても仕方がないので、のんびり待つことにする。「いいもの」は種類を増やす。在庫があることに不安を持たず、じっくりやることにした。今回の注文でそういった覚悟をもつ勇気、みたいなものをもらった。商いとしては届けることをしているが、なにかと受け取ることの方が多いな、と思った。

05/12
試飲、梱包、発送。ブレンドもドリップバッグもこれまでの作業とは異なる動作があるので、動きがぎこちないような気がした。慣れの問題か。

昼、コーヒーゼリーの試作。何度も固まらない状態になり、こんなに失敗するものなの?というくらいうまくできない状態が続いていたのだけど、温度が問題だったことがわかった。店をやっていたときは大量に作っていたから抽出した珈琲の温度が下がりにくかったのでどうにかなっていたのだけど、少量しか作らない分、温度が下がってしまい固まらなくなっていたようだった。抽出後温めることで解消した。勉強になります。

昨日作業場に行く途中、京都駅の地下にある大垣書店でくどうれいんさんの「うたうおばけ」を買った。小さい店舗ながら夏葉社やミシマ社の書籍や詩集・歌集が取り揃えられてお気に入りのお店なのだけど、そのことをThreadsに書いたら反応をいただき、やっぱりそうですよね〜、となった。あそこのセレクトはとても良いと思う。長く続いてほしい。

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