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小声の日記(04/22〜04/28)おいしい珈琲ってなんですか

04/22
珈琲、またおいしいかわからない期がやってきており、迷子になる。本当にこれおいしいと言っていいのか?わからん。おいしいかわからんって言ってる店から珈琲豆を買うのは相当勇気がいるだろうなと思った。いつもありがとうございます。わからんなりに、追求していきたい所存。

珈琲と一緒に、昨日おやつにと買った「ジャンボどら焼き」も食べる。ジャンボすぎて途中で疲れてしまった。で、一緒に珈琲を飲むと豆に求めていた味わいを感じ、あれ?となった。食べ合わせで欲しい味が出るっていうことが起きるのか?迷子。

04/23
焙煎方法を少し見直す。大まかな方向性は好きな味になっているので、微調整くらいのものだけど、結構変わるような気もする。特にマンデリン、まだまだきみはおいしくなるんじゃないのかい?どうなんだい?という気持ち。

04/24
午前中で仕事を切り上げ、京セラ美術館。お目当ては川内倫子展。会場の途中にある映像が良かった。生も死も平等で、事象に過ぎなくて、主観によって意味が込められていくのだと思った。この人はあらゆる事象に関心があって、関心がある人の視点だから写るものに美しさが垣間見えるのかもしれないと思った。とにかく美しいものを見た。光がきれいだった。

展示を見た後、ほくほくした気持ちで丸善へ。ちくまQブックス「苦手から始める作文教室」を見つける。ちくまQブックスシリーズが全巻揃っていて拍手を送りたくなった。素晴らしい。「苦手から始める作文教室」もようやく手に入ったのでうれしい。

少し休憩を挟んで、本日最後の目的地。先週見つけて気になっていた服を再度見に行く。やっぱり良い。でも試着してみたら微妙だったりするかもしれないよな、微妙で綺麗さっぱり諦めがつくかもしれないと思い、念の為と試着をする。着心地もシルエットも180点だった。高かったがもうこれは仕方がない。ここで買わなければ数年後悔しそうだと思って、ください、と言った。今年の服の新調を終えた。

04/25
寝不足、というわけでもないはずなのだけど眠くて、自分の輪郭がぼやけていた。ぼやけたまま起床。

仕事中、突然「替え歌の歌詞の語呂合わせ下手くそ選手権」が頭の中で始まった。めちゃくちゃ下手くそだった。曲はKICK THE CAN CREWのマルシェだった。下手くそすぎて一人でニヤニヤしていた。自宅で良かった。

04/26
自分の本名、ひらがなで5文字、漢字にすると3文字で、周囲の人より文字数が少ないことがコンプレックスだった(大体周りはひらがな6文字、漢字4文字ばっかりだった。文字数で負けてると思っていた)のだけど、星野源も綾野剛も自分と一緒じゃないか、と気付いて急に誇らしくなった。そんなことを寝起きで考えていた。寝起きで考えることではなかった。

今日は一人の夕食なので、仕事後、気になってた町中華へ。やきめしと餃子を頼む。隣の席の方がマイマヨネーズらしきものでチャーシューを食べている。求めていた町中華感が既に漂っている。チャーシューもいいよなあ。
もし今後、ほんとうにもしもだが、また店をやるとしたら、たぶん自分が目指すべきなのは憧れの珈琲屋さんではなくて、今日行った町中華のようなお店なんだとおもう。誰しもが透明人間になれるようなところ。

04/27
焙煎日。珈琲がおいしいかわからないと言っている奴が焙煎をする資格があるのか、ということを考えていたが、もともと自信なんてものは持ち合わせていなくて、やる覚悟しか持つことはできないのだということに気付いて、気付いたら力が良い具合に抜けて豆を焼けた。自信は一生つかないかもな、と思った。それでもいいと思えるくらいになれたらいいのだけど。

04/28
試飲して梱包して発送。微調整が絶妙に効いている感じがした。終盤の火力を0.5割下げる程度のものなのだけど、求めていた味が引き出せた気がする。良かった。
焙煎した豆の選別をしながら、ふと「ブレンドを作ってみよう」と思い立った。今ならブレンドを作ることを楽しめるかもしれない。作業をしながら考えたことが今の自分にとって腑に落ちる内容で、ひとまずやってみることにした。やってみよう、とすぐ行動に移したくなるほど楽しそうなことは大体行動してみても楽しい。

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