1.10

数日前、女子思春期閉鎖病棟を退院しました。本当は毎日日記をつけていて、それを公開したいところなのですが、あまりにつまらなくてくだらない事ばかりだったので、やめようと思います。

17歳のカルテのような事が起きるかなあとワクワクしていたのですが、わたしの入院していた病棟ではあまり変な人とかはいませんでした。(不謹慎)

平穏でゆったりとした時間だけが流れて、気が狂う程に追い詰められていた精神が、少しづつ柔らかになった事が今回の入院で得たものです。また休息入院したいなあと思いました。今回は任意入院ではなく医療保護入院で、医療費もあまりかかりませんでしたし。非常に経済的で良いです。この前入院した時は2ヶ月くらいで何十万もかかりましたから。病棟のルールに不満はありませんし、何より自分を傷つける事が減ったので、時々このように入院するのもアリかなあ...。

自分をよく見つめられる良い機会だった。入院診療計画書(問題行動や症状などが書いてある紙)で浮き彫りになる自己の不完全さを、常に考えていた。週に何回かある主治医との面談でも自己について、また過去についてを話した。わたしという人間の根本的な問題。生きづらさについて。わたしは話す事が好きだ。話す事で自己が整理整頓されるような気がするから。自己開示は難しいけれど、それを超えていく過程は成長していく上でとても重要になると思う。自閉的になるよりも、良いはずだ。

退院して、数日が過ぎたと書いた。この数日間、少しの不安と不眠に怯えながらも、映画を観たり友人に会ったり髪を染めたりする事ができた。
わたしは少しづつ良くなっている。薬の量は増えたけど、良くなっている。わたしの痛みは、祈りで追いやれるはずだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?