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【参加者募集】 自主ゼミ 「社会変革としての建築に向けて」 連勇太朗

社会変革としての建築に向けて
変化が迫られている時こそ理論を。
観念的な思想やイデオロギーの提唱ではなく、リアリズムとヴィジョンに裏打ちされた方法論とその実装についての本を執筆中です。
グローバル資本主義が全世界のあらゆる空間を覆い尽くすなか、建築家の理念や実践はスタイルと化し、利潤の最大化や消費と欲望の拡大、不都合な構造の不可視化に利用され、従属的な存在となっています。この複雑化した社会においては、物(=ビルディング)だけを設計対象とするのではなく、その領域を拡張していかなければいけません。建築は、様々な事物のネットワークの結節点であり、それゆえ、社会のネットワークに介入し、部分から社会を変えていく可能性があります。
この本を執筆するプロセスを開示しながら、小さくても、なにか議論が始まる土台になればと思っています。  連勇太朗

プログラム
有志の参加者(登録制・無料)とゲスト講師と共に、連が執筆中のテキスト「社会変革としての建築 ──建築によって複雑なネットワークを構築せよ」を共有し、議論を行います。参加者にはゲスト講師を交えた議論をオンライン同時配信/後日録画配信。
2021年秋にはさらに建築分野の外へ、領域横断的に展開予定。同じ時代を生きる仲間の知恵と実践に触発されながら、継続的な議論のネットワークを育んでいきます。

参加希望フォーム(募集は2021年8月5日19時で一旦締め切りました)

ゲスト講師・テーマ
能作文徳「世界の持続を建築から問う」 8月10日[火]19:00-21:00
秋吉浩気「建築を民主化するメタデザイン」 8月25日[水]15:00-17:00
山道拓人・千葉元生・西川日満里(ツバメアーキテクツ)「リサーチとデザインの循環」 9月13日[月]19:00-21:00
乾久美子「21世紀の建築(家)の公共性とは」 9月22日[水]17:00-19:00

主催|連勇太朗 millegraph[株式会社ミルグラフ]
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう)
1987年生まれ。建築家。明治大学専任講師/特定非営利活動法人モクチン企画代表理事/株式会社@カマタ共同代表。
幼少期をロンドンで過ごす。2012年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。同年NPO法人モクチン企画設立。2018年株式会社@カマタ設立。2021年より明治大学理工学部建築学科専任講師として建築計画研究室(連勇太朗研究室)を主宰。主な著書に『モクチンメソッド 都市を変える木賃アパート改修戦略』(共著、学芸出版社、2017年)。

モクチン企画
「モクチンレシピ」をはじめとしたツールやサービスの開発を通して、縮小型社会に求められる都市デザイン手法の提案と実装を目的とした建築、デザイン、不動産、コミュニティデザインなどの専門家からなるソーシャル・スタートアップ。

@カマタ
東京の最南端である大田区の蒲田を拠点にした建築、不動案、アートなどを専門とするプレーヤーからなるコレクティブ。京急線高架下の開発プロジェクト「梅森プラットフォーム」のディレクションをはじめ、ものづくりをテーマとしたインキュベーションスペースKOCAの運営を行っている。

自主ゼミ「社会変革としての建築に向けて」は、ゲスト講師やレポート執筆者へ対価をお支払いしています。サポートをいただけるとありがたいです。 メッセージも是非!