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『青炎』四、初恋

四、初恋

2026年6月3日
「はぁ〜疲れた…」
業務に追われた目まぐるしい一日を
何とか終えて帰路に着く。
ヒールでパンパンの脹脛をひきずりながら、
ふと灯の灯ったカフェが目に入った。
今日はなんだか贅沢をしたい気分だった。
カフェから漂うコーヒーの香りに誘われて、
私はカフェの扉を開けた。
「…ん?」
店頭で中の様子を伺いながら、
私は違和感を覚えた。
「いらっしゃいませ」がない?
オーディオから流れる耳心地の良い音楽が
そっと私を包み込む。
そして、私の目は、
店の中央の一つのテーブルに止まった。
テーブルに座る女性客と向かい合い、
コーヒーを淹れる男。
きっと、この店の店主だろう。
私は思わず、息を呑む。
コポコポとペーパーを伝い、
流れ落ちるコーヒーの雫が、
カップの水面を揺らす。
店内は一定の緊張感に包まれていた。

一連の動作が終わり、店主がこちらを向く。
「いらっしゃいませ。奥へどうぞ。」


『全て心のままに
それでもと言い続ける
自分を赦すために
誰のためでもない自分のために』 



最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺️
『あなたの物語』を発信中です!
↓この物語の主人公である「ひろゆき」について↓
「コーヒー」「ガンダム」「ファイナルファンタジー」を愛し、
3年後にカフェを開く男。

私は、ひろゆきの、
コーヒーに対する誠実さや、カフェを開くことへの熱意、
そして、行動力をとても尊敬しています。
 LIFE WORK を目指す大切な仲間です🌼

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